桜庭 ページ2
次の日。
《ジャニーズ事務所》
｢おはようございます。桜庭です｣
警備員｢あ、おはようございます！社長室ですね。ご案内いたしましょうか？｣
｢あー…、大丈夫です。分かります。｣
警備員｢そうですか！では、お気を付けて｣
｢はい。ありがとうございます｣
？｢あれ、Aや！｣
｢…紫耀｣
紫耀｢ん。どこ行くん？｣
｢…社長室｣
紫耀｢そーなんや〜！あ、俺も社長室行かな！一緒に行こ？｣
｢…うん｣
紫耀｢エレベーターにする？階段にする？｣
｢はぁ？エレベーターやろ普通w｣
あ、今。
久しぶりに笑ったかも。
紫耀｢…Aは、笑った顔が1番綺麗やで｣
｢…紫耀は、どの姿でも、どんな顔でも、綺麗やで｣
エレベーターで社長室の階に着いた。
｢…っぇ、｣
紫耀｢…勝利、｣
｢なんでっ、｣
そこには、キレイなお姉さんとキスをしている、勝利くんがいた。
紫耀｢一緒に居るの、Sexy Zoneのエアメイクさん｣
あんな綺麗なヘアメイクさんおるなんて、知らんやった。
あぁ、知らんくて当たり前やん。
私、勝利くんの彼女やったけど、
勝利くんのこと何も知らんやった。
紫耀｢…A、泣いてる｣
｢っぇ、ぁっ、ごめっ｣
その瞬間。
視界がすべて、紫耀で埋まって、
紫耀のバニラのいい匂いしかしなくなった。
｢っしょ、｣
紫耀｢なぁ。Aは、俺が初恋やろ？好きやってんろ？まだ間に合うって。
俺、Aのこと好きやで｣
｢っ…、紫耀、先に社長室、｣
紫耀｢…答えは、のーなん？｣
｢…社長室｣
紫耀｢なぁ！A、答えてや…｣
｢…ごめん｣
紫耀｢…そっか｣
またな と言った紫耀は、来た道を戻って行った。
社長室に用事、なんて嘘やったんやね。
幼馴染みの少しの気遣いにも気づけんなんて、私はほんまに、人間としてダメやわ
いつの間にか、勝利くんとヘアメイクさんは居らんくて。
勝利くんが、私らを見て、悲しい顔をしとったなんて。
全然知らんやった。
もしこの時それを知っとったら、
未来は変わってたんかな？
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南 - 続き楽しみです。更新頑張ってください。 (2017年7月24日 19時) (
レス) id: d0372e64a2 (このIDを非表示/違反報告)
ニカ姫 - part３移行おめでと (2017年5月2日 17時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2017年5月1日 21時
