運命 7 ページ8
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そうこうしていると、着いたのは案の定保健室だった。
まだ先生は職員室にいるのか、誰もいない。
「取り敢えずベッドに」
「うん…」
「大丈夫？かなり顔色悪いよ。熱は？」
「ごめん。朝から体調悪くて」
目線を外しながらそう言うと、頬に感触を感じ、無理に目を合わせられる。
ゴツゴツとした、それでも優しい赤葦の手だった。
そんな優しさが余計私の傷口をえぐっていく。
「無理すんなよ」
コツン、とお互いのおでこが触れ合った。
こんな間近で彼の顔を見たことがない私は、
一瞬にして顔を沸騰させた。
「ふっ、熱はないみたいだね」
「あ、いや、ちょ…近ぃ……」
「…Aのそんな顔、初めてみた」
おでこがやっと離れたと思ったら、赤葦の綺麗な顔がだんだん近づいてきた。
逃げようにも、頬に添えられた手で逃げられない。
いや逃げなくていいじゃん。
王子様からの口付けはお姫様のもの。
でも今は、私が独り占めしてもいいじゃん。
私は頬に添えられている手に自らの手を重ねる。
すると赤葦は目を見開き驚くも、すぐに優しい目に変わった。
この甘い眼差しが、私が赤葦の恋人なのだと思い知らせてくれる。
「A」
「赤葦…」
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けれどこれは【偽物の恋】。
【真の恋】には負けてしまうもの。
ガララ
「赤葦ー！！い、る……え？」
「し、新庄さん…！」
お姫様は悪女を許さない。
王子様はいつだってお姫様のモノなのだから。
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さき(プロフ) - ありきたりな展開にならなくてすきです。。。。。 (2023年2月1日 11時) (
レス) @page11 id: 9fc0d0edba (このIDを非表示/違反報告)
赤葦くんのお嫁に行かせて - あぁ、、赤葦くん、愛してるわ(( いやね、これは新庄も新庄だよ、 あかーしかっけぇなｯｯｯ!!!!!!!!!!!!! (2023年1月24日 22時) (レス) @page11 id: 8eae8b626f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パパゴラス4世 | 作成日時：2020年5月11日 21時
