同業者メンバーの愛が重すぎる!!【wrwrd】 (ページ20)

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19.0_プライドページ20

「練習のスケジュールは俺が組んであげるから、決まったら連絡するわ」
「トントンさんが組むのなら安心ですね」

「まぁ、細かいメニューはグルさん待ちになるけど」

「そんな待たせねぇよ。そこら辺の間抜けとは頭のデキが違うからな」

「精々普段使わない頭をフル回転させる事っすねぇ？」
　トントンとグルッペンがバチバチ火花を散らす中、僕はふと疑問に思う。てっきり練習は朝と依頼完了後にみっちりやるモノと思っていたんだけど…。今の会話から察するに、どうやら違うらしい。
　
　その疑問が余程表情に出ていたのか、エーミールがそっと教えてくれた。

「過度な練習は身体を痛めつけるだけですから。毎日練習するよりも、休息を与えた方が効率も良いんです」

「まぁ確かに。疲れを溜め込んでたら、本番で力を発揮出来ないもんね」

「その通り。
それに自他共に甘えを許さないトントンさんの事だから、
きっと時間を最大限に発揮できる素晴らしい練習メニューを考案してくれるんでしょうね」

「トントンさんのプライドの高さは、何も仕事関連だけでは有りませんからね。あらゆるスケジュールを維持する為に呪術も欠かさないと聞きます。その手の内が知れると思うとワクワクしますねぇ」
「え、エーミール…、目的がズレてる……」