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第25話 ページ26

そのあとはパーティーなどのマナーや、目上の人に対しての対応などを学ぶ。

そして、座学。これも淡々と話をし、本を渡される。
これをみて、覚えろ、ということだろう。

一通り終わり、次は実践的な指導だ。

案内されたのはこのビルの地下。

そこには何人かが銃や刃物を使って何やら戦闘をしている。

これが実践的な指導らしい。

そこからは交代され、真面目そうな黒い服の男の人になった。

まず、銃の使い方。
銃にも色々あって私に合った銃を探す。

気になるものを一つ、手に取り使い方を教わる。

『えっと...軸がブレないようにして、遠くにある的に標準をあわせる...』

パンッ!!

大きな音が響き渡る。

的をみると、当たっていなかった。

「撃った時反動で標準がズレたな。まずは腕の力をつけないとだ。」

指導の人からそう言われた。

「毎日腕立てをしろ。欠かさずすれば反動にも耐えられるだろう。」

そう言われ、今日は終わりだった。

帰りは治くんがいないので1人で部屋に戻る。
だいたい道は覚えたから大丈夫だった。

部屋に戻り、まず、渡された課題をする。
量はそこそこあり、問題も分からないものが多かった。
まぁ、わからない所の質問出来てないし、

『はぁ......』
持っていたペンを置き、仰向けに倒れる。

ここ、数日で多くのことが変わった。


私の着ている服が変わった。

周りにいる人が変わった。

やらされるとこが変わった。

環境が変わった。......


モヤモヤとした気持ちが胸の中に渦巻く。

気持ちが沈む。

なにかおかしい...

わからない...

...苦しい...
ーーーーーーーーー
太宰くんside

朝からAと離れ、僕は森さんに色々教えて貰った。

正直、どうでもいいことばかり。

マナーなどはある程度出来るし、
銃の使い方も慣れた。

座学はめんどくさい..

「はぁ....」

森さんから渡された課題をみてため息をつく。

そう言えばAはもう終わったのだろうか。

Aがいる事に期待しつつ、課題を持ってAの部屋にいく。

Aと一緒ならめんどくさい課題もできそうだ。

一応ノックをして入る。

「A?いるかい?」

呼んでも返事がない。でもリビングの電気はついてるからいるのだろう。

中に入る。


目に入ったのは、ナイフを持っているAだった。

Aの視線は自分の腕に向いている。

ポタポタと真っ赤な血がAの腕から落ちていた。

僕の手から課題がバサバサと音を立てて落ちた。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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氷翠(プロフ) - ゆんゆんさん» ありがとうございます!!はい!ちょっと今忙しくて、、余裕が出来たら更新します!気に入って頂けて嬉しいです!! (2019年7月8日 18時) (レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 好きです!!ゆっくりでいいので頑張ってください! (2019年7月8日 14時) (レス) id: 924108a693 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - 美雲さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月7日 21時) (レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
美雲 - 続き楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年7月7日 20時) (レス) id: 0e776977f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷翠 | 作成日時:2019年7月3日 21時

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