第22話 ページ23
治くんの言葉で1つ引っかかった
『9歳なのにそういう事ちゃんと分かるんだね』
治くんに言われた言葉
確かに自分でも他の子と比べ小さい頃
３、４歳くらいからだろうか、考えてることや、する行動などが違うとは気づいていた。
そんな事もあって、薄々私は他の子と違うんじゃないかと思っていた。
でも今はそれが苦ではない。
だって治くんが居るから。これからはずっと居てくれるって言ってくれたから
廊下で治くんとお話していると扉が開き、中から森さんが出てきた。
森さんの目とバッチリ合う。
次の瞬間、ギューっと抱きしめられた
「あぁ！Aちゃん！よく耐えたね！偉かったよぉぉぉ！！！」
余りの勢いにびっくりする
「も、森さんっ、くるしい...」
今までにないくらいの力で抱きしめられる。
「なにも言わなくてごめんねぇぇぇ！首領の命令だったんだよ！...Aちゃんがどんな反応するかっていう！ああぁぁぁ！！！ほんとによく耐えたよぉぉ！！！」
「ちょ！！森さん離れて！！！」
治くんに引き剥がされふぅ、と息を吐いた。
あのままだと窒息するとこだった
そして今度は治くんに抱きしめられる
「もう！Aが苦しがってたでしょ！！なんて事してくれるんだい！！」
治くんはそう言って森さんを睨む。
「うぅ...ごめんよ、心配で心配で...」
そういう森さんに治くんはムッとして顔を背けた。そして、
「しばらくAに近づかないで。」
そう冷たく言う
「そんなぁぁ」
泣きそうになる森さんから治くんは私を連れて距離をとる
「ううぅ」
しゅんとしてしまった。
「すみません。ここではお静かに。」
扉の横にいた人から注意を受ける
あ、ここ、扉の前だった。
注意を受け、二人とも静かになり何事もなかったような顔をしてエレベーターに乗った。
そして次に案内されたのお部屋だった。
どうやら私と治くんに部屋をくれたらしい
右が私で左が治くん
隣の部屋どうしなのは何かあったらすぐ来れるようにらしい
ドアを開けると広い大きな部屋があった。
リビングと、寝室と、お風呂場と...説明を受ける。
「ホントにここ、いいの？」
私には大きすぎるお部屋だ。
「うんうん。いいんだよ、今日からAちゃんのお部屋だ。ちゃんと掃除なんかはするんだよ？」
森さんにそう言われ頷く。
今日からここに住むんだ...
これからの生活を想像するとワクワクした。
こんな気持ち今までなかった。
それも、これも、治くんと森さんのおかげだ。
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氷翠(プロフ) - ゆんゆんさん» ありがとうございます！！はい！ちょっと今忙しくて、、余裕が出来たら更新します！気に入って頂けて嬉しいです！！ (2019年7月8日 18時) (
レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 好きです！！ゆっくりでいいので頑張ってください！ (2019年7月8日 14時) (レス) id: 924108a693 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - 美雲さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年7月7日 21時) (レス) id: 20ceb8a33c (このIDを非表示/違反報告)
美雲 - 続き楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年7月7日 20時) (レス) id: 0e776977f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷翠 | 作成日時：2019年7月3日 21時
