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☆Koji side
「すみません、落としてきたみたいなので大丈夫です、、。」
そう言って、立ち去ろうとする彼女。
『あの〜、これちゃいますか??』
さっきお店の前で拾った定期入れを差し出してみる。
すると、は!!っとしか表情をする彼女。
「、、え!!そうです!すみません、ありがとうございます!!!」
『外に落ちてて店員さんに渡そうとしてたから持ち主さん見つかってよかったわぁ!』
店「、、、買います?」
「あ、はい!これです!」
そう言うと、彼女は店員さんに免許証を差し出した。
レジに置いてある商品を見るとお酒が3本ほど。
あぁ〜、なるほどな。(笑)
年確されちゃっててんな。
若いなぁ、可愛い(笑)
·
定期入れの持ち主も無事に見つかり、彼女の会計が終わり自分の会計も済まして帰ろうとすると入口のところに先に会計が終わっていたはずの彼女がいた。
「あの、、!先程はほんまにありがとうございました!
めちゃめちゃ助かりました!」
お酒を飲んできた帰りなのか少し赤い顔でこちらにぺこりと少し頭を下げてくる彼女。
わざわざお礼を言うために待っていてくれたらしい。
、、っていうか、敬語やから口調こそ普通やけどイントネーションが俺と一緒やん。
『ああ!全然やで!見つかって良かったな!
っていうか関西の子!?
なんか、久しぶりに関西弁聞いたわ!』
「そうです!今年こっち来たばっかりで!
私もお兄さんの関西弁聞いて、なんかめっちゃ懐かしくなりました(笑)」
へぇ〜!なんか俺が上京してきた時思い出すなぁ。
『東京危ないねんから個人情報気をつけや!(笑)じゃあ!』
「ありがとうございました!!」
少し話した後手を振って別れた。
なんか可愛いらしい子やったなぁ。
『、、、また会えたらいいなぁ、、。。』
久しぶりの同郷の言葉を聞いて嬉しくなっていたのかもしれない。
柄にもなくそんな事を思った夜だった。
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作者名:ちゃんぴよ | 作成日時:2020年11月5日 7時