Snowから始まる恋 (ページ47)

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#48 ページ47

ライブがおわり、帰り道、

なんだか不思議な気持ち

prrrrrrr…

スマホが鳴り、見ると”康二”と表示されていた。

さっきまで見ていた人から電話がかかってきた事に驚いて

「優菜！康二くんから電話来たんやけど」

『しーっ、康二くんとか言っちゃダメだって！』

周りにファンの人達がちらほらいた為急いでその群れから離れ電話に出る。

「…もしもし」

『あっ、Aちゃん！もーびっくりしてんけど！！！』

いつも通りの康二くんに

「ふふっ、たまたま知っちゃってこっそり見に行くつもりがばれてもうたよな、笑」

『ほんまやで！！途中でふっかさんに言ってんけどびっくりしすぎてその次の曲めちゃめちゃミスしてたもん、笑』

深「康二！それ俺が悪いけど悪くない！あいつらが急に来るのが悪い！」

遠くからふっかさんの声が聞こえてきた。

『ははっ！なんか言うてるわ！
あっ、めめ！これAちゃん』

次はめめが来たらしい

目「お前らやったな？笑
どう？俺らかっこよかった？」

「みなさんめっちゃめちゃカッコよすぎて、めめは違和感無かったけど、ふっかさんに関しては別人かと思った」

『せやろ～ふっかさん本気出したらかっええねん！っていうか俺は！』

「康二くんはな…」

「まさかゴイゴイスーのコールアンドレスポンスあると思わんくて笑ってもうた！笑」

『おおい！かっこいいちゃうんかいっ！』

正直、かっこよくてとってもキラキラしてて、なんだかいつもの康二くんじゃなく遠い存在に感じたなんて言えなかった。

深「こーじー！！マネージャーさんが呼んでる！」

『あっ、呼ばれてもうた！また連絡するわ！』

そう言って電話が切れた。