Snowから始まる恋 (ページ43)

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でも、あの三人がジャニーズだと考えると色々辻褄は合う。

「異様に人目気にしたり、外出る時マスクに帽子にメガネに」

優「ご飯行く時も絶対個室だったもんね」

社会人だし、仕事してるから私たちのような大学生が行くような居酒屋には行かへんねやってしか思ってなかったけど、確かに考えてみれば周りに見られる大衆居酒屋なんかジャニーズが行けるわけが無い。

優「来月にライブあるらしいよ」

「あ、だから最近忙しいんか～」

優「…行っちゃう？？」

「サプライズでってこと？ありすぎるやん」

それから色々と調べてみると、ファンクラブに入らないといけないらしい。

二人ともジャニーズには無縁の人生を送ってきていたため初のジャニーズのファンクラブ入会。

そして、ライブに応募し

優「A！当選したよ！」

「ガチ！？すご！！！」

なんの運がよかったのかチケットを見事にゲットし横浜アリーナのライブに行くことに。

行動力ばけもん笑

·

ライブを次の日に控えた夜。

バイトが長引き、家に着いたのは12時過ぎだった。

明日ライブだから早く寝ようと思ってたのに最悪、なんて思いながらエレベーターが来るのを待っていると、

『Aちゃん！？』

後ろから声をかけられた。

「あっ、康二くん！久しぶりやなぁ！」

明日、見に行く本人がそこにいた。

康二くんがジャニーズってことを知ってるなんて思ってもないんだろうなぁなんて思うとニヤニヤする顔を抑えるのに必死

『ライブ近いから最近忙しくて帰るの遅かってん、っていうかなんでそんなニヤニヤしてるん笑』

「ニヤニヤなんかしてへんし！笑
ライブってなんか凄いなぁ～
終わったらまたみんなでご飯でも行きたい！」

『明日から3日間あるねん！落ち着いたらまた連絡するわ！』

「うん！頑張ってな！！」

『おう！ありがと！じゃあね！』

エレベーターが私が住んでいる3階に着き、手を振って分かれる。

行くのバレるわけないねんけどドキドキしすぎておかしくなかったかな笑

でも、明日楽しみ～～