Snowから始まる恋 (ページ39)

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『こっちきて半年ちょっとやろ？俺、もうここに1年ぐらい住んでるねんけど一回も会ったことなかったよな』

「うん、確かに。まぁ、一人暮らしでご近所さんあんまり気にしてなかったのもあるかもしんないけど」

『あーそれはあるかも、俺他に住んでる人全然知らんわ、笑』

「あっ、あのさLINE交換したの覚えてる…？
さっきメッセージ送ってんけど…」

『うっそぉ！ちょっと待って！』

焦ったようにポケットからスマホを出して確認している。

『うわっ、ほんまや！ごめん、仕事終わってそっこーで帰ってきたからスマホ見てなかった』

『っていうか、めちゃめちゃ他人行儀やん、なにこれ』

「いや、覚えてなかったらただの怖い人になるなぁって思ったらそうなりました、笑」

『なにそれめっちゃおもろいやん。笑
ちゃうねん！あんなほんまはすぐ連絡しようと思っててん、写真送るって約束したし』

『けど、最近忙しくて写真整理する暇なくて気がついたら二週間も経ってた
ごめんな～』

なんだ、忙しかったのか。

あんなに緊張していた自分が滑稽だ

「なんや～よかった、切られたんやと思ってた、笑

これも翔太がふっかさんに会いたいから連絡しろってうるさくて」

『ふっかさんも同じこと言うてたで！
翔太と連絡先交換すんの忘れたミスったーって

ほんで、うちのメンバーに翔太っておるねんけど、しょっぴーが俺となんか毎日会ってるじゃん！って言って、ふっかさんがお前じゃねぇ！！ってくだり毎日やってるもん』

「あー、前に言ってた翔太と同姓同名の方？」

『そうそう！俺はしょっぴーって呼んでんねんけど、ふっかさんは翔太って呼んでるからごっちゃになんねん、笑』

「しょっぴーって、なんかサンリオのキャラクターにいそうなあだ名やん」

『うん、ほんで本人シナモンに似てる』

「もう、それサンリオキャラやで」

『ぼぉくだってぇ、サンリオだよぉ？』

「えーっと、それは某猫型ロボットの認識であってる？」

『せいかぁ～い』

「てってれーのテンションでゆな」

『関西人のテンポ最高すぎるねんけど、笑』

「めっちゃ思ったそれ、この感じ久しぶりやけど、康二くんとはずっと前から仲良かったみたい」

『俺もやねん、俺意外と人見知りするねんけどAちゃんにはあんま人見知りしやんかったもん』

「ふふっ、ちょっと嬉しいなそれ」

そんな事を話しているとコンビニに着いた。