Snowから始まる恋 (ページ34)

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#35 ページ34

☆koji side

水だけ飲んでからと言いテーブルの上にあったコップを勢いよく飲んだAちゃん。

目「…あっ、それ水じゃなくて日本酒じゃなかった…？」

「…うぇっ、これお水じゃない…」

と言うと横にいた俺の方にふらーっと倒れてきたから、慌てて体を支えると

「康二くん、ごめん…。」

って言いながらも自分で立つのはしんどいらしく背中で俺に寄りかかってくるAちゃん。

優「ごめん、康二くん頼んだ！」

『これ、日本酒こんなとこに置いてたお前らが悪いねんからな～、笑
じゃあ、連れてくわ、おやすみ～』

そうみんなに言い、

『Aちゃん、上のベット行くで』

「…うん。」

目もうつらでふらふらで、甘々なAちゃんを支えて2階のベットの部屋に運ぶ。

Aちゃん達の部屋に入り、ベットに座らせる。

『じゃあ、俺部屋もどるね？おやすみ』

そう伝えて行こうとすると、服を掴まれた。

「…一緒寝よ」

…ん？

俺がフリーズしていると、

「早く来てや」

一人で布団に入り、俺が入るように掛け布団を持って拗ねたようにこちらを見上げる彼女。

困ってどうしようか迷っていると、

「なあ、早く～…寒い…」

これ入らんと寝ないな、と思ってちょっとだけやでって言いながらもすごすご布団に入ると、

のそのそっと俺の方に近づいてきて、胸の辺りに顔をぴたっとくっつけたと思ったらすぐにすーすーと規則正しい寝息が聞こえてきた。

『…どうすっかな～』

起こさないように離れベットから出て、Aちゃんが起きないのを確認してそっと部屋から出た。

…心臓の音聞こえてへんよな。笑