Snowから始まる恋 (ページ21)

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お昼からは真ん中のコースでみんなで滑ることになった。

翔「おっ！Aいけてるじゃん！！」

「スパルタ先生のレッスンのおかげやで！」

昔から割と運動神経は良かった方。

運動会とかリレー選手やらされてたからね。

康二くんはさっき持ってきたカメラでみんなの事を撮っている。

上手くなったとはいえ、コケ疲れたので康二くんの元へ。

「何撮ってるんですか～」

レンズを覗いていたからか私が近づいてきたのに気づいていなかったらしく、

『…うわっ！！びっくりした～Aちゃんか！』

想像以上に驚く康二くん。

これは相当びびりやな、笑

『下が白やからレフ板の代わりしてめっちゃキレイに撮れるねん！』

ほらって見せてくれた画面の中には、まるでモデルかのようなテクノカットさんと、

満面の笑みでカメラの方を向いているふっかさん。

『…すごーい！目黒さんモデルみたい…。

ふっかさんのは
#彼氏とデートなうに使っていいよ、の写真やん
康二くんってカメラマンさんみたい…！』

『ふふっ、モデルさんな…笑

なあ！Aちゃん！』

急に名前を呼ばれて康二くんの方を見ると、

パシャッ！

『隙あり～！』

画面を見せてくれると、ポカーンとしか顔の私が写っていた。

「も～！撮るなら言ってくださいよ！笑」

「Aちゃんの不意打ちショットゲット～！笑」

と、楽しそうに写真を見て笑う康二くん。

…仕返ししたろ。

「えー康二くんもっかい写真見して！」

『ん？ええよ！ほら！』

そう言ってカメラを受け取る。

パシャッ！！

画面の中には、さっきのわたしと同じような顔をした康二くんが。

「いぇーい！隙あり！」

『うわっ、やられた。笑
俺めっちゃおもろい顔してるやん！』

それからも2人でみんなを撮ったりお互いを撮ったりしていると、

『あっ、この写真なスマホにも送れるねんけどみんなのやついる？？』

「え！そんなことできるんですか！
ほしいです！」

『じゃあ、後で整理して送るから連絡先教えてや！』

「はい！康二くんの写真めっちゃキレイやから嬉しい！」

ということで、連絡先を交換することに。