#14 ページ13
目の前が一瞬で真っ白になり、上には重たいものが乗ってる。
下がふわふわの雪だったからか、衝撃ほどの痛みはない。
『ごめんなさいーーー!!!!大丈夫!?!?
怪我ない!?!?』
ぱっと上に乗っていたものがなくなり軽くなったと思ったら、仰向けになっていた私に覗き込むようにして話しかけてきた男の人。
一瞬、頭が働かかず訳がわからずぽかーんとしていると
『大丈夫!?!?頭とか打ってない!?
ほんまにごめん!!!』
と、また上から声が聞こえてきた。
その声で、はっ!となり意識が戻ってくる。
「あっ、大丈夫です!下ふわふわやったんで!」
この状況がおかしくなって笑いながら答えると、
『あーーよかった!!!起き上がれる??』
と、手を貸して起こしてくれた。
この人どっかで見たことあるような、、、。
「『あっ!!!!』」
二人同時に声を上げた。
「前にコンビニで定期入れ拾ってくれた方ですよね、、!?」
『やっぱ、そうやんなぁ!!
うわぁっ!!どっかで見たことあると思っててん!』
その方は、こないだコンビニで定期入れを拾ってくれたあの男の人だった。
「えぇ!やっば!笑
まさかこんなところで会うなんて!」
『ほんまやなぁ!えーまじでびっくりした笑
っていうかほんまに怪我ない??大丈夫??』
雪の上だったからほんまに大丈夫やねんけど、めっちゃ心配してくれる彼。
すっごく心配そうな顔とおどおどした姿勢でこちらを見てるから思わず笑ってしまった。
「ふふふ、ほんまに大丈夫です!笑」
『もーなんで笑ってんの〜!心配してんねんから〜!
っていうか、友達は??』
「今、上のコース行ってて一人で休憩に行こかなって」
『あ!まじで!俺も今ちょうど荷物のとこ行こうとしててん。
ほんま申し訳ないから温かい飲み物ぐらい奢らして!』
「いやいや!そんなそんな!全然大丈夫ですし!」
『俺の気がすまへんからさぁ〜!
とりあえず建物の中行こや!ここさっむい(笑)』
「ふふっ、そうですね!」
とりあえず、2人で並んで建物の方へ向かうことに。
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作者名:ちゃんぴよ | 作成日時:2020年11月5日 7時