生理男子【Taiga.K】 (ページ7)

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キスをしながら舌を絡ませる。
何だかふわふわしてきて身体に力が入らない。

その隙に北斗は俺の服を器用に脱がし、
身体に指を這わせ、俺の反応を楽しむ。

「あっ⋯んんっ、」

「ここ気持ち良いの？」

知ってるくせに聞かないでよ。
俺がそこ弱いの知ってるくせに。

しばらくしたあと、北斗は下に手を伸ばそうとした。

けれどこの先に進めば、北斗に生理の事がばれてしまう。

だから俺は、今まで以上に強い力で北斗を引き剥がした。

「えっ、大我？」

「今日はちょっと⋯ごめんね？」

本当は俺だって、北斗とシたい。
でも今は我慢しなきゃ。
バレるのが何より怖いから。

「⋯お風呂入ってくるね。」

そそくさとリビングを出てバスルームへと向かった。

案の定ナプキンには大量の血が付いていて
目を塞ぎたくなるほどのものだった。

鉄臭い匂いが鼻をツンとさせる。
吐き気が出そうなほど気持ち悪くて、
急いでナプキンを捨てた。

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お風呂から上がると血流が良くなったみたいで、痛みはほとんどなくなっていた。

身体を冷やしちゃいけないらしくて
もこもこの靴下とルームウェアを着て寝室に行く。

北斗はもう眠っていた。