刀よりもスマホが欲しいのですが。【鬼滅の刃】

27．ダメダメだ ページ30

．

『これで一通り応急処置は完了しましたよーっと。意識ないから聞こえてないと思うけど』


1人言を言いながら男の人を木の影に寝かせておく。

「君達もさっきの人達が戻ってくるまでじっとしてるんだよ」と竈門くんたちと一緒にいた子供たちに話しかけるがそこに子供たちの姿はなかった。

『うっっそでしょ！？！まさか屋敷の中に入っちゃったの！？もっと周りをよくみていれば…』


後悔したってもう遅い。私も屋敷の中に入らないと。伊之助も見つけなきゃだしね。

再び屋敷の中に足を運ぶとやはり聞こえてくるのは鼓の音。うーん…近くに鬼がいる雰囲気は無いなぁ、さっきまで私めっちゃ怖がってたけど落ち着いて考えてみるとそこまで恐怖はない。


ひたすらに鬼を探すため襖を開けていると、私が開けた部屋に鬼の首が転がっていた。

『びっっくりしたぁ…。3人の誰かが斬ったのかな？すれ違っちゃったかぁ…。』


黙祷をし、その部屋を後にする。

一体の鬼を倒したってことは大体三体鬼がいたとして…一人一体鬼を斬っていたらもう任務終わってるのかな？そう考えると引き返した方が良さそうだ。


私今回結局鬼をまともに倒してないな。それなのに一丁前に怪我してダメダメじゃん。

なんて反省しながら屋敷を出ると、そこに居たのは箱を抱きながらボコボコになっている我妻くんと気絶して倒れている伊之助と少し怒り気味な竈門君だった。


『ど、どういう状況、？？』

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