刀よりもスマホが欲しいのですが。【鬼滅の刃】

20．猪突猛進 ページ22

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「今回ノ任務ハ共同任務ナノッ！共同任務ナノッ！場所ハ東ッ東ナノッ！山デ人ガ消エテイッテイルノッ！！」

とぼとぼ歩いていると私の鎹鴉ちゃんがやって来て声を掛けてきた。…ん？？？

『えっ！？！？キミ話せたの！！？！鴉って話せるっけ？？？かわいいねぇ！！！？』

「無駄口メッ！！！駆ケ足！駆ケ足ナノッ！！」

おぉ…。怒られた。


言われた通り駆け足で行く。
半日もすればその人が消えていると言う山に着いた。

『そう言えば鴉ちゃん、共同任務って言ってたけど私以外に人がいるって事だよね？誰なの？』

「名ハ、嘴平伊之助！！嘴平伊之助ナノ！！」

お、男の子か…。
最終選別の時に生き残っていたのは私含め5人。
私とあのサイドテールの女の子は違うとして。
竈門くんと我妻くんでもない。
つまりは…

『あのモヒカン！！？！モヒカンくんなのもしかして！！？？あの子嘴平伊之助って言うの！！？！』


あの子と一緒に行動するのは気まずいぞ。とても気まずい
やっぱり一度下山して町の人に話を聞こう。
そして嘴平くんに合流する前に鬼を倒しちゃおう。

そう思い踵を返すと何やら足音と声が聞こえてくる。

「猪突猛進！！猪突猛進！！」


ん？こっちに向かってくるくない！！？！

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