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「うわぁんこうちゃん生きててよかっだぁ〜〜〜」
「めっちゃ怖かったぁ〜」
「おぅおぅ良かったなぁ」
「お兄さん急に走ってくからさ〜びっくりしたの〜〜〜！」
「ごめんごめん」とぐずぐず泣き出す俺たちをあやす様に笑う兄やん。本当に兄やんが居なかったどうなってたか。これから出掛ける時は絶対兄やんに護衛してもらおうかな。絶対安全だし。まず精神的安心感が違うもんね。
話しながら俺を床に降ろし、もう一度優しく抱きしめてくれる。今度は山本さんも一緒に。俺たち2人抱きこんでもまだリーチに余りがありそうでびっくりしたけど。
そして全身に染み渡るような低音で囁くように呟く。
「何があってもオレが助けるよ」
それだけ言ってふらっと部屋の奥に消える兄やん。
残された俺と山本さんはゆっくりとお互い見つめ合い、3秒沈黙した後、一斉に顔を覆って崩れ落ちた。丁寧に叫び声を上げて。
「かっこいい！かっこいいよお兄さん！」
「かっこよすぎる…ダメだ兄やん、これはダメだ」
「う゛〜〜〜」
「……山本さん」
「…なぁにこうちゃん」
もうほぼゾンビみたいに這いつくばって声を上げていただけの山本さんがちゃんと返事を返してくれたので、俺はたっぷり間を空けて告げる。
「俺兄やんのこと好きだわ」
「はぁ〜〜僕も」
・ ページ18
「めっちゃ怖かったぁ〜」
「おぅおぅ良かったなぁ」
「お兄さん急に走ってくからさ〜びっくりしたの〜〜〜！」
「ごめんごめん」とぐずぐず泣き出す俺たちをあやす様に笑う兄やん。本当に兄やんが居なかったどうなってたか。これから出掛ける時は絶対兄やんに護衛してもらおうかな。絶対安全だし。まず精神的安心感が違うもんね。
話しながら俺を床に降ろし、もう一度優しく抱きしめてくれる。今度は山本さんも一緒に。俺たち2人抱きこんでもまだリーチに余りがありそうでびっくりしたけど。
そして全身に染み渡るような低音で囁くように呟く。
「何があってもオレが助けるよ」
それだけ言ってふらっと部屋の奥に消える兄やん。
残された俺と山本さんはゆっくりとお互い見つめ合い、3秒沈黙した後、一斉に顔を覆って崩れ落ちた。丁寧に叫び声を上げて。
「かっこいい！かっこいいよお兄さん！」
「かっこよすぎる…ダメだ兄やん、これはダメだ」
「う゛〜〜〜」
「……山本さん」
「…なぁにこうちゃん」
もうほぼゾンビみたいに這いつくばって声を上げていただけの山本さんがちゃんと返事を返してくれたので、俺はたっぷり間を空けて告げる。
「俺兄やんのこと好きだわ」
「はぁ〜〜僕も」
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作者名：眞宮 | 作成日時：2022年9月9日 8時
