覚悟を決めて。【You】 ページ46
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涼「待って逃げないで」
だめ。涼くんの言葉を聞いたら余計に瑞稀から離れられなくなる…
涼「お願い。瑞稀の傍から離れないで。俺が言うのもおこがましいけど、お願い。お互い好きなら一緒にいればいいでしょ？…瑞稀の、為にも」
『私には、瑞稀の傍にいる資格なんて…』
そう。
私みたいな一般人が、瑞稀の隣にいていいはずない。
初めからそう思っていれば良かった。
瑞稀「＿＿＿＿＿＿資格なんて、いらないでしょ。誰が資格を求めるの。……A」
背を向けていたベッドから聞こえた、大好きになってしまった人の声。
瑞稀「はしもっちゃん、ごめんありがと」
涼「瑞稀が起きたなら、俺の出番ないな〜」
背中越しに分かる、涼くんの苦笑した様子。
涼「Aちゃん、ゆっくりしてってあげてね」
アイドルらしくウインクを決めると、そそくさと病室をでた涼くん。
私、どうすればいいのさ…
瑞稀「A。来て」
ポンポン、とベッドを叩かれて呼ばれる
瑞稀「来ないの？……点滴中の病人動かせるつもり？」
『イキマス』
…あれ。なんか。いいように動かされてない？私
瑞稀「話しづらいじゃん。座ってってば。俺点滴中。動きづらいの、全体的に」
断れない。病人ですなんて言われたら…(涙)
近くに寄るものの、なかなか、座り難い。
瑞稀「……あー、もう。焦れったいなぁ！」
『へっ？わぁっ！？//////』
瑞稀「っ…」
勢いよく瑞稀の胸にダイブ。
瑞稀「やば、勢いつけすぎた」
文字通り勢い良くすぎて、少し苦しそう。
『み、瑞稀、離して！撮られるかもしんないじゃん…！彼女でもないのに、こんな』
瑞稀「言ってるじゃん。だったら彼女になればいい。言っとくけど、俺がこんな風になってるのAのせい。責任とれ」
『はっ…ちょ、なにそれ！』
瑞稀「仕方ないじゃん。恋なんて俺初めてだし。誰かをこんなに想ったことも初めてだし。
こんなに、誰かを自分のモノにしたいなんて想ったのも…全部Aなんだよ。
こんなの、いつもの俺じゃないみたいで…。Aがうんって言うまでなら何回だって言ってあげる」
瑞稀と交錯する瞳に、顔を思わず背ける。
瑞稀「ねぇ、よそ見、禁止だから」
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名無し28126号(プロフ) - 続編希望です！頑張ってください^ ^ (2016年12月6日 6時) (
レス) id: 81dbd38469 (このIDを非表示/違反報告)
たかありLOVE - 瑞稀くんかっこよすぎ！続編希望です！ (2016年12月5日 15時) (レス) id: 231afb91ae (このIDを非表示/違反報告)
ミズトピア - みじゅきかっこよすぎです、、！ 続編みたいですー！ がんばってください^^ (2016年12月4日 21時) (レス) id: 64bcd4c38d (このIDを非表示/違反報告)
リズム(プロフ) - 続編書いてほしいです！！！作者さんがいけるならば、もっともっと続編増やしてほしいです！！ (2016年12月4日 21時) (レス) id: 502f7d40ef (このIDを非表示/違反報告)
shocola(プロフ) - 続編ほしいです！楽しみにしてます(≧∇≦) (2016年12月4日 15時) (レス) id: ce6d4eb21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉音
| 作成日時：2016年7月30日 10時
