第33話 ページ34
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神威「麟華〜!俺、麟華がいないと寂しくて死
んじゃうヨ〜!一緒に船に帰ろうヨ!」
神楽「キャラ崩壊もいい加減にするアル!麟華
姐は万事屋で働くんだヨ!」
…止めたのにまだ言うか!
うちも正直この2人の喧嘩に便乗して一発殺り合いしたかとこだけど、ここ狭すぎてする気が起きん。うちはできんのに他の人は闘えるとか嫌だ。
だが。今はそれよりも、
「神威〜!この団子うまかっばい!いっちょ食
べてみらんね?」
神威「むぐっ!」
この団子の感動を神威に伝えたいので、2人の喧嘩は無視して神威の口に団子を突っ込む。
神威は目を白黒させていたが、ゴクンッと飲み込むと。
神威「…うまい」
「だろ〜!?」
神威は神楽そっちのけで目を輝かせてバクバクと団子を食べ始めた。先程までピリピリしていた神楽も呆気にとられて神威を見ている。
良かった〜、神威にこの味が伝わって。
神威「中々美味しいネ。麟華、アリガト!」
「うちじゃなかよ!神楽のオススメの店とば
い!」
神威「…ふーん。…中々やるじゃん。」
神楽「そっ、そんなのお前に言われなくても分
かってるアル!」
お。なんだかんだ仲直りしたっぽかね!
こちらとしてもまうごつ嬉しい。
「神威は何で地球来たと?」
神威「麟華ちゃんとやってるかなって。
でも大丈夫そうだネ。でも寂しいから、
毎日5回は電話しようネ!」
「……。
あ、神威に返さなんもんのあったったい!」
と、ポケットの中に入れて居た鞭を取り出す。
ありがと〜、と神威は受け取る。
鞭を使ったのは想像以上に楽しくて、とても良い経験になったと思う。
神楽(…それ、神威のだったアルか……。)
神楽が引いていたが、気付かない振りをしておく。
あっという間に2皿食べ終わった神威に、2皿分の団子を包んで渡す。すると、アリガトー!とギュッと抱きついてきた。
それから、神威はうちの頰にキスしてから手を振って屋根の上を伝って飛んでいった。
「また来るヨ〜。」と言っていたから、またすぐ来るんだろう。
神楽はまたキーキー怒っていたが、神威は全然気にせず行ってしまった。
うちは団子の代金をおいて、神楽の顔を覗き込んだ。
「神楽、次はどこ行くとー?」
そのや言葉にハッと我に返った神楽は、ウチの目の前に立って言った。
神楽「次も絶対麟華姐気にいるネ!
神楽様に任せるヨロシ!」
そうして、次の目的地に向かって2人で走り出した。
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Black Alice(プロフ) - 本当にありがとうございます。 (2018年1月17日 7時) (レス) id: bcde4f8ace (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - Black Aliceさん» コメントありがとうございます!全然大丈夫ですよ!ぜひどうぞ! (2018年1月16日 23時) (レス) id: 7b28bcda48 (このIDを非表示/違反報告)
Black Alice(プロフ) - 相談なのですがしろくまさんの設定にあるクオーターの夜兎と辰羅、荼吉尼の3つの設定を真似させても宜しいでしょうか? (2018年1月16日 20時) (レス) id: bcde4f8ace (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - 堕天使さん» 本当にいつもありがとうございます!!是非見てみますね!とても分かりやすかったです!いつも頼ってばっかりで本当に申し訳ない…!いつも尊敬してます! (2018年1月4日 15時) (レス) id: 6ebc00754b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 説明が下手ですみません…わかる範囲で力になりたいので、また何かありましたら仰ってください…!! (2018年1月4日 14時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サボタージュ | 作成日時:2017年12月17日 21時