_怪物 ページ9
。
「酷い匂いね。」
お母さんに連れられて来たのは夜の街。
空には星が光っている。
賑わっていた昼とは裏腹にとても静かだ。
街は相変わらずの悪臭を放っている。
ゴミなどのものがそこらに散乱しているからだろう。
「いい?決して側を離れては駄目よ。」
僕は静かに頷いた。
–
ついた。
薄暗がりの中から現れたのは大きな建物。
「いざかやっていうの。扉が開いているわ。不用心
なことね。中に入りましょう」
お母さんが小さいこえで言った。
僕は後ろをついていく。
さっきからどうしようもなく怖くて、胸がざわついて落ち着かない。
中には、
大きな4本足の動かない怪物の下に
お肉や魚や野菜があった。
「つくえと、いすよ。怪物じゃないわ。座ったり、物を置いたりするのよ。さぁ、たべましょう」
僕はほんの少し安心して、たべた。
久しぶりのご馳走。とても僕は幸せになった。
そして、ある程度食べ終わった頃、
お母さんがそろそろ。と言ったので僕たちは家へ帰ることにした。
–
やっぱり、ここが一番安心できる。
久しぶりにお腹いっぱいになって、
僕とお母さんはすぐに眠りについた。
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白の悪魔(プロフ) - 名無しのじんべぇさん» ご愛読ありがとうございます。励みになりました。頑張ります。 (2018年3月18日 1時) (レス) id: 468f3e0f33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのじんべぇ - 素敵な作品ですね。世界観に惚れました。最新頑張って下さい! (2018年3月18日 1時) (レス) id: acea8b00f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白の悪魔 | 作成日時:2018年3月17日 2時