[183] M side ページ8
「お前らが言ってる護りたいとは違うっぽいし、実際何かから護ったこともないけどさ
ずっと3人が大切で、3人に何かあったら真っ先に駆けつけるし、絶対に護る」
マグを置いて、翔くんは強い瞳で俺を見た
…そうだよね
翔くんはそういう人
やっぱり男らしい
3人に護られるだけじゃなくて、強い意思を持って3人を見守ってきたんだろうな
なんて考えながら、男前な翔くんの瞳に見惚れていたら
突然コツンと翔くんに痛くないデコピンをされて息が止まった
「!!!……えっ?」
「・・・今はお前も…だぞ」
え……………?
息が止まったまま
目の前で真っ赤な顔で照れくさそうに俺を見つめる翔くんに
心臓も止められた気がした
「…今は、松本も俺にとって大事な仲間だからさ
俺はお前も護るぞ?
それで、いいか?」
少し上目遣いで
唇の端を片方キュッと上げて
可愛さとカッコよさをない交ぜにしたような表情が…とてつもなく魅力的で
俺は頷くことしかできなかった
そしたらまた翔くんはふはっと笑って
「また松本が喋らなくなった」
と、また痛くないデコピンをくれた
「飲まねえとまたぬるくなるぞ」
俺のマグを指差して今度は唇を尖らせる
焦って抹茶オレを飲みだした俺を見てまた吹き出す
コロコロコロコロ・・・
今日もまた、コロコロ変わる翔くんの表情にヤられてる・・・
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作者名:りん | 作成日時:2020年9月5日 16時