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「………ふぇ…?」
理解できなくて、変な声が出た
きっとバカ面をしているだろう俺に微笑みかけながら、
潤は俺の手を包み込んだ手にぎゅっと力を込めた
「あのね
俺にとって翔くんより大事なものなんて無いんだよ?」
まだわからないの?みたいな問いかけが甘い
「もちろん仕事は大好きだし、一生続けるよ
メンバーもスタッフもいて、なにより俺たちの仕事にはファンがいる
ファンの皆がいてくれる以上、簡単にやめられない、本気で向き合わなくちゃいけない大事な仕事
翔くんも、同じだよね?」
潤の顔が少し近づく
俺は小さく頷いた
「…でももし、
仕事か翔くんか選ばなければならなくなったら
即答で翔くんだよ
だって俺
翔くんがいなくちゃ生きていけないもん」
子供のような笑顔で
ガキの頃、俺の後ろにいつもいた時のような笑顔で言われて
目頭が熱くなった
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名:りん | 作成日時:2020年4月3日 8時