28 ページ31
.
病院に着いて、成田先生に会いに行く前に
ジェシーくんを探そうかなと迷う。
大きな病院だから、沢山の診療科がある。
人が行き交うなかで
内科へ行けばジェシーくんが居るんだけど…
ふと、小児科の前で足が立ち止まった。
「だってエリちゃんがぁ」
そう言って拗ねている様子の男の子、と
その子に目線を合わせている…
あ、ジェシーくんだ。って後ろ姿を見て思った。
ジ「女の子に優しくして欲しいなぁ」
「なんで？」
ジ「それが男ってもんよ！」
ふふ。
思わず可笑しくて笑ってしまった。
そしたら、男の子と目が合って
その子は私に向かって首を傾げた。
ジ「おーい？リク、聞いてんの？」
「ジェシーせんせ、」
私のことを指差した男の子を見て
ジェシーくんはこちらを向いた。
ジ「Aちゃぁん！！！」
パッと立ち上がって大きく手を振る。
…こんな病院の先生、ジェシーくんしかいない気もする。
「ジェシーくんぽいなぁと思ってたら
本当にそうだったよ。笑」
ジ「Aちゃん今日来るって言ってたよなぁと思って、
空き時間うろちょろしてたんだよね」
「そっか。……こんにちは？」
ぽかんとこちらを見ていた男の子に目線を合わせて、
挨拶をした。
ジ「ほらリク。お姉さんに挨拶は？」
リ「こんにちは」
「リクくん？偉いねちゃんと挨拶出来て」
リ「ぼく、ひとみしりしないもん」
ジ「よく知ってんね！人見知りなんて！」
リ「それよりおねーさん、ジェシーせんせーのかのじょ？」
リクくんはそう言って、私とジェシーくんを交互に見た。
リ「あ、ちがう」
ジ「何が違う？」
リ「おともだち？」
ジ「おい何で言い換えたんだよっ！」
「あはははは！笑」
何を察知したのか、子どもって凄いなぁ。笑
ジ「Aちゃんはジェシー先生のー…」
「うん。お友達です！」
リ「ほらねっ」
ジ「た、ただのお友達じゃないから！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1147人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちいたん(プロフ) - このお話し大好きですー！また更新楽しみにしていますー！ (2019年1月24日 6時) (
レス) id: bb3213c71f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - もかさん» わーーい＊今年もよろしくお願いします！ありがとうございます♪ (2019年1月24日 2時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - やーーーん！！更新されてるのすっごく嬉しいです！！！！続き気になっちゃう！来年も更新よろしくお願いします！大好きです！ (2018年12月31日 15時) (レス) id: f90f7dc679 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - りんさん» ありがとうございます＊ (2018年10月15日 1時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - まなさん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも宜しくお願いします＊ (2018年10月15日 1時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃん
| 作成日時：2018年7月31日 0時
