Boyfriend Gacha .

Gacha 36 ページ37

ーーユータside







家に着くと……

何やら不穏な……

ただならぬ空気が流れている。









ユータ「……どこ行った？」









どこ行ったかも分からないほどに、

広いリビングの隅にいるAと

暗いオーラを放つ男を発見。

うん、ただならぬ空気なのはこの男のせい。








「ごめんなさい……ごめんなさい……」

なんでこの男謝ってんの？？

Aなんかしたのか？とか思いつつも話しかける俺。









ユータ「おい。」







俺がそう言うと

『ねえユーター！』って

Aが駆け寄ってくる。





ユータ「こいつ……新しい……？」

『そうなの。名前はゲン。

ゲンちゃん、いい子なんだけど……』

って、何か言いかけて顔を曇らせる。









ゲン「この男の人、誰ですか？……ごめんなさい。

うまれてきてごめんなさい。」

……こいつ、何言ってんの？？









『どこまでネガなの！？』

！？！？！？！？


ゲン「Aちゃん、やっと分かってくれたんだね。」

！？！？！？









ユータ「おい、A、説明してくんないと

こいつが読めなさすぎる。」

こいつら一体どうした。

読めなさすぎてこわい。(笑)









『ゲンちゃんね……とてもネガティブなの。

でもね……本当はいい子で……

いま必死に笑わせようとしてたところで。

あ、ネガな発言したら

どこまでネガなの！？って言わなきゃだめ。』









は？(笑)

こいつらコントやってんの？？←

Aまで頭いかれたのか……





『あ、ゲンちゃん。この人はユータ。』

ゲン「……Aちゃんの彼氏は、

この人の方が……お似合いだよね……」









Aが俺の顔を見て、何やら合図する。

……は？






ゲン「もおー！そこは、

どこまでネガなの！？でしょ！」

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