お店の前に ページ29
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梅雨だからなのか、
少しじめっとしている外の空気。
森で囲まれているcafe greenの前に、
しゃがみ込んでいる男の人影が見える。
…なんて声をかけるべきか。
普通で良いのか？こういう時は。
「…顕嵐」
彼の名前を呼ぶと、
しゃがみ込んでいる彼は私のことを見上げた。
顕「……うん」
いや、それだけかい！と思ったけど。
彼はすーっと立ち上がって、帰る？と私に尋ねた。
そんな私は無言で俯く。
「………」
顕「………」
無言で歩く、家までの道のり。
気まずい。
だけどこの道を歩くたび、顕嵐のことが頭に浮かぶ。
顕嵐が助け出してくれたあの日。
迎えに来てくれたあの日……
顕「………ごめんなさい」
「…へっ？」
いつもよりゆっくりと歩いていた私たち。
顕嵐はぽつり、ごめんなさいと言葉にした。
顕「…余裕無いのかも。なんか、俺器小さいよね」
ああーっ！と言いながら、
頭をぐしゃぐしゃしてる。
その行動が顕嵐らしくなくて、とてもびっくりした。
顕「好きすぎて、わかんない」
「え？」
顕「…Aちゃんの事が」
「は、はい？」
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あゆ(プロフ) - お疲れ様でした、最初からずっと読んでいましたが途中からもう展開がよめずにのめり込んでしまってました、とてもおもしろかったです！それぞれの関係性も最後になると良かったなぁってしみじみしましたし、おまけの紫耀くんが可愛かったです！最高でした！ (2018年3月18日 1時) (
レス) id: ea33ac3847 (このIDを非表示/違反報告)
唯花(プロフ) - 続編！！待ってました！！すごく好きな作品なので、とても嬉しいです！！ (2018年1月13日 23時) (レス) id: 7107bebc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃん
| 作成日時：2018年1月13日 23時
