居場所 ページ44
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顕「俺喋りすぎたね。ごめん…
Aちゃんは何があったの？今日」
顕嵐は散々喋った後、
今度は私の話を聞こうと促した。
「……一緒に住んでた彼に、また会ったの」
顕「え…さっきのご飯食べてた人ではないよね？」
「うん、あれはカメラマンさんで」
顕「カメラマン？」
「うん…その彼を撮ってる人」
顕「ちょっと待って。頭が追いつかない…」
いつかは話そうと思ってた。
一緒に住んでた人が芸能人であること。
「その彼はちょっと、芸能のお仕事をしてて。
今度うちの出版社から出てる雑誌の連載をするのに、
モデルで私を指名して…」
顕「だからか、お洒落してるの」
「うん、それでね？
さっきやっと連絡先を貰って、
カメラマンさんとご飯食べたあと電話してて…」
顕「…それで？」
「まだお仕事あるって言ったのに、
その後ろで…彼の名前を呼んで、" 帰ろ "
って言うのが聞こえたの。
……女の人の声、」
顕嵐は、黙って俯いた。
「なんか一気にドン底に落ちて。
さっきまでの楽しかった時間は
何だったんだろう？って…」
顕「それでまたああなったわけね、」
「うん…ごめんなさい」
顕「じゃあ、俺が何であんなに怒ったか
話しよっか」
「え？」
顕「自分でもよくわかんない。
でも、Aちゃんは特別」
誰かが欲しい、と思ったことはあったけど
それは全てその時の寂しさを紛らわす為のもの。
こんなにも誰かを愛しく思うなんて
生まれてはじめて。
それを意味するものは…？
顕「誰もいないなんて思わないで？
必要としてくれていいよ、俺のこと」
私の心はすさんでいるからだろうか、
彼の素直で真っ直ぐなところが
私の心をあたためていく。
きっと、彼は、私の居場所なんだ。
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ちゃん(プロフ) - あゆさん» ありがとうございます！誰堕ちかはまだ秘密になりますが、みんながハッピーエンドになれるようお話を進めて参りますので、今後もお楽しみ頂けると嬉しいです！よろしくお願いします♪ (2016年12月5日 19時) (
レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！素敵な顕嵐くんを書けるように日々頑張っています♪これからも更新楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2016年12月5日 19時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - まきさん» ありがとうございます！感情移入して頂きながら読んでもらえると本当に嬉しいです。これからもよろしくお願いします♪ (2016年12月5日 19時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - くうさん» ありがとうございます！ただいま更新していないものは、少しスランプでして…でもお話を溜めてあり、完結させるのでもう少しお待ち下さい。更新された際はまたお読み頂けると嬉しいです！ (2016年12月5日 19時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - 神宮寺李奈さん» ありがとうございます！楽しみにしていて下さいね♪ (2016年12月5日 19時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃん
| 作成日時：2016年10月28日 21時
