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ーー風磨side
顕嵐が帰ってから、
Aはずっとベッドに入って泣いていて。
俺はずっと背中をさすってる。
こんな風になるなら、
顕嵐の元にやれば良かったのかな、なんて考えてる。
『……ねえふーま……』
弱々しい声で俺の名前を呼ぶ。
風「ん？？どした？？」
『ふーまのせいじゃ……っないからね……？？』
そして
『私がここにいたいって、思ったから
ここにいるんだからね……』
俺の心……読めんのかよ。
こいつ優しい奴だから、
俺に気使ってんだな……。
風「……分かったから、好きなだけ泣け。」
『…………私、また顕嵐の事、
傷つけちゃったかな？？……』
風「……お前本当に顕嵐の事
大好きなんだな……苦笑」
Aは、
もうバレちゃってるよね。って
眉を下げて笑うんだ。
………………俺だって、
苦しいのに。
もっと近付きたい。
もっと触れたい。
それなのに、届かない。
顕嵐の顔が浮かんできては
手を伸ばせない。
風「…………もう疲れたろ？？今日は。
寝よう。明日顕嵐にはきちんと話せよ？？」
『ふーま……手。』
そう言ってAは俺の手を掴んで目を瞑る。
『……安心するんだ、この手。……』
" おやすみ "
そうやってまた、俺の心を締め付ける。
Aの事、知るんじゃなかった。
心開くんじゃなかった。
……好きになるんじゃなかった。
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りな - 面白いです！更新途中の作品、更新頑張ってください(´▽｀*) (2016年1月23日 5時) (
レス) id: 0736be828b (このIDを非表示/違反報告)
はるち - 面白かったです。 (2015年7月30日 17時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - 越前廉さん» ありがとうございます！更新早めに頑張りますね♪今後もよろしくお願いします！ (2015年7月16日 15時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
越前廉 - この小説大好きです！更新早くて凄いです！頑張ってください!! (2015年7月16日 7時) (レス) id: 75caf69213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃん
| 作成日時：2015年7月14日 23時
