◇ jigsaw puzzle 9 ◇

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三人くらいは座れるようなソファーに、
風磨が私に馬乗りになってる状態。









『 ねえ風磨、ここ会社… 』

風「 場所関係ある？ 」

『 いや、え、ちょ、ここはマズいよ… 』

風「 もしかしてお前、緊張してんの？ 」









フッ、て口角を上げて笑う。
なんか、ムカつく。

何でそんな余裕そうなの…






まあ手馴れてるんだろうけど？
私、人生二人目ですよ？









風「 嘘 」

『 え？ 』

風「 待って、急に緊張してきた 」









右手で拳をつくり、口元にあてる。
……恥ずかしがってる？









風「 ……いや、この数ヶ月めちゃくちゃ我慢したし、
いや？厳密に言うとここ数年 」

『 う、そ… 』

風「 好きな奴に触れたくなんの当然だろ？ 」

『 いや、うん…そうだけど… 』

風「 …好きでもない女抱くほど俺暇じゃないし、
つか何度も言わせんなよ？
お前しか無理だって言ってんだろ 」









ねえ、風磨ってこんなかっこよかったっけ？
なんで？
通常の何割増しもかっこよく見えるんだけど。









風「 A 」

『 へ？ 』

風「 へ？じゃねえよ、聞いてんのか 」









やばいどうしよう。








なんか、幸せすぎて怖いかも。
私重症だ。









風「 …付き合おう、とか
そういう言葉…必要？ 」









風磨のその言葉に
私は首を横に振った。









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