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それにしても向こうは覚えててくれてるのに
私は忘れてるなんて最低極まりない話だ。
あまり仲良くもないクラスの人でさえ、
名前くらい出てきたはずなのに…
みんなの仲の良さからして
転入生なのに物凄く馴染んでるしさ？
…でも彼との思い出が見つからない。
うん、やっぱり最低だ私。
『 あの…？ 』
みんながダーツで盛り上がる中、ちょっと休憩って言って休んでる風磨くんに話しかける。
風「 ん？ 」
『 あの…その…覚えてなくて私本当失礼っていうか、 』
風「 …はは(笑)気にすんなよ 」
風磨くんは、話してみるとやけに良い人そうだ。
一人でいるときは物凄く怖そうなんだけど。
風「 あ、俺飲み物取ってくるけどAは？ 」
『 えっ… 』
私の事を呼び捨てで呼ぶなんて、
男の人では健人くん以外いないから
何だか新鮮。
とはいえ健人くんも付き合ってから呼び捨てになったんだけど。
…だけどこの人こんなに親しいのか？
ちょっとチャラそうに見えてきた、、
まあ結局二人でおかわりを取りに行って
みんなのダーツの様子を眺めてた。
風「 もしかして、なんか探ってるっしょ？ 」
少し意地悪そうに笑ってビールを一口飲んだ風磨くん。
『 探ってる…というか… 』
んまあ、風磨くんと話せば何かしら思い出も蘇るんじゃないかっていう？単純にそんな感じ。
『 本当私、酷いんだけど…さ
風磨くんの事思い出せなくて…
仲良くない子でも思い出せたのに！
でも風磨くんてこのメンバーの中に居るみたいだしさ？仲良かったんじゃ無いのかなって 』
最低すぎるけど、正直に話してみた。
怖い人では無いと判断した上で。
風「 風磨…くん、か(笑) 」
くん付けでも良いけどって
ふとした表情がどこか寂しそうな気もした。
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Sapix(プロフ) - この作品が占ツクにハマるきっかけでした。どんな小説よりも大好きです！！ (2019年6月15日 13時) (
レス) id: 82dad1a739 (このIDを非表示/違反報告)
しほり - こんにちは！はじめて読ませていただきました！回をおうごとに、次どうなるんだろうってワクワクしながらよんでました！これからもたのしみにしてます！ (2016年3月2日 12時) (レス) id: 16cfd3de58 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - りなさん» いつもコメントありがとうございます！これからも宜しくお願いします(´；ω；｀)♪ (2016年3月2日 1時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
りな - 今からpart2見始めます！これからも頑張ってください！ (2016年1月23日 3時) (レス) id: 0736be828b (このIDを非表示/違反報告)
りな - ちゃん さんの小説やっぱり大好きです！この小説は、今日初めて拝見させていたんですがいい話ですね♪ (2016年1月23日 3時) (レス) id: 0736be828b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃん
| 作成日時：2016年1月11日 16時
