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『 どうして泣くの… 』
北斗くんは滅多に涙を流したりしないから、
気付けば私は北斗くんの頬に伝う涙を
手で拭っていた。
北「 …っ、だって苦しいでしょ？
Aちゃん、だから泣いてるんでしょう？… 」
ううん、苦しくない。
みんなからの愛を感じて、苦しいわけない。
ただ少し怖いだけ。
ある言葉だけ、私の覚悟を迷わせているの。
記憶と向き合う為、
前向きに治療したいという私の覚悟を。
どうしようか、って止める言葉。
北「 A…ちゃん？ 」
『 私ね、 』
何度も頭の中を駆け巡る、あの言葉。
『 ……記憶戻って欲しくないって、言われたの 』
北「 …誰に、 」
ずっと、引っかかっていたんだ。
それだけなんだけど。
『 …健人くんに、 』
北斗くんにはきっと、
名前を言わなくても分かったんだろうな。
目を瞑って…
" わかってたよ " とでも言いたそうに俯いたから。
健人くん以外にももしかしたらいるかもしれないけれど
きっとあれは、健人くんの本心。
私が好きだから言ってるんだ、とも話していた健人くん。
どういうこと？だなんて聞けるわけでもなかった。
それでも健人くんだけ異なる意見なだけに、
ずっと引っかかっていた。
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Sapix(プロフ) - この作品が占ツクにハマるきっかけでした。どんな小説よりも大好きです！！ (2019年6月15日 13時) (
レス) id: 82dad1a739 (このIDを非表示/違反報告)
しほり - こんにちは！はじめて読ませていただきました！回をおうごとに、次どうなるんだろうってワクワクしながらよんでました！これからもたのしみにしてます！ (2016年3月2日 12時) (レス) id: 16cfd3de58 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - りなさん» いつもコメントありがとうございます！これからも宜しくお願いします(´；ω；｀)♪ (2016年3月2日 1時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
りな - 今からpart2見始めます！これからも頑張ってください！ (2016年1月23日 3時) (レス) id: 0736be828b (このIDを非表示/違反報告)
りな - ちゃん さんの小説やっぱり大好きです！この小説は、今日初めて拝見させていたんですがいい話ですね♪ (2016年1月23日 3時) (レス) id: 0736be828b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃん
| 作成日時：2016年1月11日 16時
