Childhood friend。3

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ーー顕嵐side









顕「あの後、Aが引っ越したあと、

近所の人に聞いたんだ。


……お婆ちゃん、夕飯の買い出しに出かけたって。……」






『私が……場所も言わずに出かけるって家を出て、

夜が遅いから外へ出たんじゃ……？？』


顕「……ないんだよ。

近所のおばさんの話によると……









あの日、夜にお婆ちゃんが外を1人で歩いてるから


お婆ちゃんどこ行くのって聞いたんだって。

んで、

"夕飯の買い出し忘れてたから、Aがまだ帰ってなくて安心した"

って言うから

Aちゃんはまだ帰ってきてないの？って聞いたら

お婆ちゃんは、

" 優太ちゃんか顕嵐ちゃんのとこだと思うから大丈夫よ "









って……。

Aのお婆ちゃんだけあるよな、ちゃんと分かってた。」









俺が話すとAはまた泣き出した。

……少しは、苦しみから解放出来てあげたかな？？


顕「だから、もうお婆ちゃんのことで自分責めるのやめて。」









Aの背中をさすると

Aは小さく頷いて、"ありがとう"と言った。

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