＊102 ページ6
ーー顕嵐side
そう言って寂しそうに笑うから、
心が凄く傷んだ。
そんなに1人で抱え込まなくてもいいことを、
全部1人で解決しようとして。
どうしてAは、こんな風に1人で
生きていかなければならなかったのだろう。
Aの母親の顔が蘇る。
…………覚えてる？？？
俺がずっと、そばにいるって言ったこと。
ねえ、
これからは俺がそばにいてもいいの？？
『あの時は…………ごめんね……』
急に謝るA。
顕「え？？？」
『……お婆ちゃんが、亡くなった日のこと。』
ああ、あの日のこと…………
あの日は正直メンタルズタボロだった。
やっぱりAのこと、分かってあげられるのは
俺じゃなくて岸くんなんだって
思い知らされて、
Aが俺を拒んで岸くんの元に行ったのも
そんなに岸くんが良いのかよって
現実を突きつけられた感じ。
いつだってそうだった。
岸くんとAはいつも一緒にいて、
Aはいつも岸くんの事ばっかりで、
たまに俺は反抗するような態度を見せる。
まあ、いわゆる嫉妬。
…………ずっと、弟のように可愛がってくれてた。
顕「……あの日は正直、俺のことも頼れよって
思ったけど…
やっぱりああいう家族の問題になると
俺より、分かってあげられるのは岸くんだしさ。
でも、気にしてないから。謝らないで？」
Aんちはお父さんが小さい頃なくなっていて、
お母さんも……あんなだし。
それから岸くんには、お母さんがいなくて
ずっとお婆ちゃんとお父さんと妹と
暮らしてたから。
いわゆる " 一般の家庭 " で過ごしてる俺より
複雑な家族関係ってのは
岸くんの方が分かってたしね……。
『……顕嵐のせいなんかじゃないのに、
責めたりして…本当にごめんなさい。。。』
顕「Aのせいでも……誰のせいでもなかったよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 325人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズjr」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃん(プロフ) - Rabbitさん» 楽しみにしてるなんて本当に嬉しいお言葉です♪ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2015年7月14日 22時) (
レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
Rabbit(プロフ) - すごい面白いし、更新も早くて読むのすごい楽しみにしてます！更新頑張ってください^^ (2015年7月14日 12時) (レス) id: de0e34de5e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - るみさん» 読んでいただきありがとうございます！更新頑張ります♪ (2015年7月14日 1時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください(^^) (2015年7月13日 23時) (レス) id: e8c907e86c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - 優風蘭さん» ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2015年7月13日 18時) (レス) id: 567e892c5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃん
| 作成日時：2015年7月12日 13時
