Childhood friend。3

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ーー顕嵐side









顕「……何で俺に隠したの。」

岸「………………言うつもりだったんだけど、」


岸くんの顔が曇る。

言いたいことは分かってるんだよね。

きっと、Aを独り占め出来る時間が

欲しかったんだろうなって。


…俺も先に再会していたらこうなってたと思うから。









岸くんは話し出した。









少し前に、ジェシーくんが探し物を

手伝った相手がAだったということ。

でも連絡先は分からないし、

きっとこの辺にいるなってことは分かったってこと。







そして昨日、ライブ中に

ジェシーくんの隣に座るAを見たということ。

そのあとジェシーくんに呼ばれて









Aと会ったということ。









岸「…………そのときはジェシーくんもいて3人で

話してたから、過去の俺たちのことを

Aが説明してて。

そのあとAを家まで送っていったんだけど、

まあ、









気付いたら昼だった。」









なんだろう、肝心なこと俺に話してくれない。









すると岸くんは









岸「……俺が聞きたかったことは聞けたから。

顕嵐がAに聞きたいこと、話したいこと

別のこともあるかもしれないし。

俺から言ってもって感じだしさ……。

あとは顕嵐がAに直接聞いてくれ。」









一枚の紙に何かを書いて、俺に渡す。

そこには何やら場所を示す説明書き。









岸「Aんちだから。……会ってこいよ。」

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