Who is master 3 ?

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-顕嵐 side-









顕「 ……っ、 」









紫耀を目の前にして、多分挙動不審。









紫「 …もしかして顕嵐、

Aちゃんの居場所…探してたん？ 」









俺は、どうしたら良いんだろ。









あのメイドを助けてヒーローになる？

そんなわけない。

偽善者ぶって、って非難されるに決まってる。









顕「 あのメイドは、此処にいる 」


紫「 …へっ？？？ 」


顕「 ……仕組んだのは、俺とカノンだから 」









もういい、とことん嫌われ者になれば良い。

何したって、何を言ったって

…今更素直になったってもう遅い。









俺は、逃げた。









紫「 あっ、おい！顕嵐何処行くん！？ 」









紫耀の叫ぶ声を背にして、









会場を走って出た。









…









…









それから俺は、

行く宛がない事に気付いた。









あの家には戻れない。









実家へ帰ったって…

きっと何で帰ってきたんだ？って、

カノンは一緒じゃないのか？って、

言われるだろうし。






あの家できちんと仕事する姿勢を見せるまで、

帰ってこられるわけがなかったから

追い出されるの確定だ。









顕「 一人になるのは、簡単… 」









でも、みんなで居るのは難しい。









居場所を失くした俺は…









持っているカードやら現金で、

ホテル住まいをする事に決めた。









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