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怜央とメイちゃんのキューピッドか、私は。
なんて思いながらふらふら廊下を歩く。
怜央のいるバスケ部…に行ったら怜央居るしなあ。
しょうがないから顧問の先生のとこかな、と
隣の校舎へ歩いた。
職員室まで行く途中で、ばったりその先生に出会えたから
今日部活何時頃終わるか尋ねて。
うちの部に彼氏でも居んのかー？とか
おちょくられたけど何とか聞くことに成功。
またメイちゃんの元へ引き返そうとすると、
「「あ…………」」
目の前には
北斗先輩がいて。
お互い立ち止まった。
北斗先輩はゆっくり私に向かって歩いて来て、
今度は私の前に立ち塞がる。
北「なんか、久しぶりに見た」
なんて、言えば良いのだろう？
…お久しぶりです？んーと、
北「…毎日来るんじゃなかったの？」
「へ………」
北「今日は？」
もしかして、と。
少しだけでも…私の事待ってくれていたのかなって
期待してしまう。
そんな事、きっと無いのに。
ただ北斗先輩にとっては、
普段と変わらなく毎日を過ごしていたと思うのに。
北「……ごめん。また、」
モヤモヤと、頭の中で繰り広げている私。
そんな事してたら何を発したら良いか分からなくて…
「……行っても！！！」
北「え？…」
「行っても、良いですか？図書室…」
今までのストッパーは、何処へやら。
北「…いつでもどうぞ？」
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作者名：ちゃん
| 作成日時：2018年5月11日 23時
