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怜「お二人さんおっはよー!」

「おはよ怜央」

顕「よっ」




部活の朝練がある怜央は、
私たちより当たり前に先に学校に来ている。

怜央も同じくクラスメイトで、
ムードメーカー的存在。






怜「ねー顕嵐、女バスの先輩が
お前の事狙ってたよ!!!」

「声でかっ。笑」

顕「知るか」

怜「長妻くん仲良いんでしょ?って言われちった。
面倒だから、仲良くありませーん!て答えてやった!」

顕「それで良いよ。笑」





良いかもしんないけど、
それ絶対いつかバレるよって思ったよね。笑









怜「てかさー!今日放課後遊び行こ!
俺今日から部活休みなんだよねー!」

顕「…それってさ、テスト勉強の為の休みでしょ?笑」

怜「うん。けど1日くらい良いじゃーん?
俺いつも部活ばっかで休み無いもん!」

顕「まあ俺は…良いけど。Aは?」







私………は、







「…勉強するから無理!」






ごめん、嘘ついて。








顕「は……。土日詰め込むんじゃ無かったの?」

「今日からやっぱりやる!」

怜「えー!?あ!じゃあ、顕嵐家で勉強会しよ!」

顕「そう言って絶対ゲームすんだろ」

怜「俺はゲームする!!Aは勉強してなよ?」

顕「何だそれ。笑」









どう切り抜けるか、その方法を考えてる頭の中。









「分からないとこ先生達に聞いて回るもん。
だから無理!」









顔に……出てるかなあ。
嘘だって、バレるかも。









顕「……だってよ?ながつ、」

怜「何だよー。連れないなあ。
あ!そーだ!メイちゃん誘おーっと!」







よかった、バレなかったみたい。








顕「だったら俺じゃなくて、
2人で遊びに行けば良いのに。な?」

「本当だね。笑」






走ってメイちゃんの元へ行った怜央の後ろ姿を見ながら、
顕嵐と2人で呆れて笑う。






………人に嘘をつくって、罪悪感。







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作者名:ちゃん | 作成日時:2018年5月11日 23時

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