- Contract marriage 5 -

220. ページ27

.









紫「久々？やんな？バイト辞めたしなぁ〜」









お互い就活も無事に終わって、

辞めてしまってから会っていなかった。

とはいえ久々？と言える程の期間でもないけど。(笑)









『紫耀、相変わらず元気そうだね(笑)』

紫「元気やで！

てゆかA今日、

サミちゃんに負けないくらい綺麗やん」






私の全身を一通り眺める紫耀。







『ちょ、そんな見ないでよ(笑)』

紫「へへ(笑)そういえば、顕嵐は？」

……何でみんな顕嵐のことを

私に聞くのだろうか。






『先行っててって言うから置いてきた〜』

紫「ふぅん、じゃあ今は俺独り占めやね〜」









「ストップ！！！！」









はい？？？









前室を出てから、私と紫耀は

ロビーに向かって歩いていたんだけど。









何やら人がこっちに向かって走ってくる。









紫「走らんでもええやん(笑)」









『…………』









紫「いつからAのガードマンやねん(笑)」





ガシッとホールドされた私の体。

見上げるとそこには……

岸くん。




岸「紫耀、お前声がでかいんだよ！」

『岸くんもね』

岸「まぁ、おかげで俺はAの居場所に

辿り着いたんだけどね」






……岸くんてば、話聞いてないよね。(笑)








.

221.→←219.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す