- Contract marriage 2 -

56. ページ8

.









紫「どやった？」

廉「紫耀全然、喋り出来へんかったけどな！」

『すっごくカッコよかったよ！びっくり！

これで好きな子もアタック成功だねっ』

廉「あーっ！もう、紫耀が言ったんやろ！(笑)」






ステージ終わりの二人と喋っていると









神「えっ？Aじゃん」

トン、と私の肩に手が乗せられて振り返ると

そこにはじんがいて。







神「なんだよA来てたのかよ！言えしっ」

紫「おおー！じんぐーじ？くんやん！」

神「学祭来ててたまたま二人のチラシ見てさ、

行くしかないっしょってなって」

廉「サンキュー」

こないだの打ち上げもあってか、

どうやら仲良い雰囲気がそこにはあって。









……って

『え、何でじんここにいるの？』

神「は！？居たらまずいの？(笑)」

『いや別に……』

神「顕嵐と宮近と来てんだけどさ〜

二人は今ねトイレ〜……っておい！」








顕嵐、と聞いた瞬間にとりあえずその場から離れる私。









紫「A！」

後ろで紫耀の声がしたけど、とりあえずシカトで。









……何でこんなに意気地なしになっちゃったんだろって

本当に情けなくて。






.

57.→←55.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す