- Contract marriage 2 -

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次の日、チャイムが鳴って

二日酔いなのか何なのか

頭が痛い状態のまま

ドアを開けると









顕「おはよ！」

笑顔で私を出迎えるキラキラ青年。









『おはよ……って、え！？！？』

久々に玄関の前に立っている顕嵐を見て

少し違和感を感じた。









顕「今日２限からじゃなかったっけ？

一緒に行こうかなーと思って」

『そ、そういうことか』

顕嵐と幼なじみに元通りということは

こういう事にも繋がるのか、と

改めて思った。

顕嵐には何ら違和感は無いんだろうな、

今までも私の事を幼なじみとしてしか

見てこなかったんだし。(笑)









でも今日……









『……頭痛い〜っ』

本当に頭抱えるくらいの頭痛にやられていた私は

その場にしゃがみ込む。







顕「え、ちょっと大丈夫？

顔も浮腫んでるし……お酒飲んだの？」

『昨日ね……、いやでもそんな飲んでないんだけどっ』

顕「へーき？立てる？」

そう言ってまだ寝巻き姿の私を

ベッドまで導く顕嵐。









顕「今日は休みなよ？連絡入れてくるからさっ」

『入れてくるって…

顕嵐もう２限間に合わなくなっちゃうよ、

急がないとっ！』

顕「いーよ、俺薬買ってくるから

カギ借りるね？」









そう言ってそそくさと

私の部屋にかかっていたカギをとって

出て行った顕嵐。









……って何やってんだ私は。

顕嵐に何故醜態を晒しているんだ。

そしてこれって紫耀に話した方がいいの？

それとも黙っていた方がいい？

紫耀、いくらなんでも幼なじみとはいえ

顕嵐だと…怒るんじゃないかな？

二人で居たと知ったら悲しむかな？









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