- Contract marriage -

41. ページ42

.








健「俺がピアノ始めちゃったからさ、

嫌いだったんだよね？

俺がピアノ弾いてるの」

…………健人、ずっとそんな風に思ってたの？









健「俺も、顕嵐じゃねぇけど

Aのピアノ好きだったから…

今日弾いてるの見れて嬉しかったなぁ」


" 顕嵐、ありがとうね "

って微笑む健人。









なんか、幼い頃プライドばっかり

気にしてた自分がバカみたいで

健人に申し訳なくなった。









顕「今日…聞きたかったなあピアノ」









……そんな事言っても、今更遅いよ。




紫「そーいえば今日弾いてた曲、

めっちゃ良かったな！」

宮「ね！あれ何て曲？」

『…………』

顕「A、何弾いたの？」









言い…たくない。

言ったってなんの、意味もない。









風「…………あれじゃね？

ベートーベンの何ちゃらみたいなやつ」

健「は？」

神「風磨くんが何で知ってるんすか(笑)」

岸「ベートーベン何て、まじ無縁そうなのに(笑)」

風「はあ？岸なめんなよおい」

岸「ぎゃーーーー！すいません嘘っす(笑)」









今のは、風磨くんなりの

フォローなのかな？

……私が言いたくないのばれてたよね、絶対。









.

42.→←40.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す