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「は、話をもどそっか」
そういった俺を見てAさんは落ち着いたようで莉桜のほうを向いた
「ああ契約ね、そうそう、私が組織壊滅に協力することとあとひとつ
私がジンを殺すこと」
その言葉に、俺とAさんが息を飲んだ
「それって」
『駄目！』
意味を聞こうとすると同時にAさんが叫んだ
『駄目だよお姉ちゃん、お姉ちゃんがやるくらいなら』
「A、だまって」
『私が！やr』
「A、」
その声はとても冷たく感じて、背筋から冷や汗が湧き出てくるようかな感覚に陥った
「それに私はもう何人殺しても同じでしょ？」
『違う！人を殺ろしたのはお姉ちゃんじゃなくてカーディナルだよ、カーディナルは作りものに等しかった、でも宮野紫苑が人を殺したら』
「私じゃなきゃできないの、ジンは本物だよ」
Aさんが押し黙るが無理もないだろう、
「あなたに私ほどの身体能力がある？私をコピーしたとしてもあなたは私そのものを背負える？それにあなたは
人を殺せる？」
無理だろう、この人は人を殺せない人だということは一緒にいて分かった
『お姉ちゃんは、今幸せ？』
「、、、」
『、、、帰る』
「ボ、僕も？」
僕の手を引いてずかずかとリビングを出ていくAさん
莉桜は何食わぬ顔で紅茶をすすっている
「A」
『話しかけないで、』
肩に触れようとした赤井さんの手を叩き落としながら叫ぶようにしてそういうAさん
『嘘つき、嘘つき嘘つき！守るって言ったのに！お姉ちゃんのことも私の事もみんな守るって言ったのに信じてたのに！』
吐き捨てるように言葉を並べてゆく
『あの日の言葉ずっと信じてたのに！私から何も奪わないでよ！明美が死んで、志保もヒロ君だって死にかけた！
それで何？ようやく自由になったお姉ちゃんにまた殺しをしろ？ふざけないでよ！』
いったん口を止め、大きく息を吸い込む
『あんたなんか、あんたなんか、、、、タンスの角に小指をぶつけちゃえばいいんだ！』
そういうとAさんは玄関のドアに手をかけた
『嘘つき、死んじゃえばか』
そのお言葉を最後に、玄関のドアが閉まった
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リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます！そしてすみません、なおします！ (9月9日 22時) (
レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です！長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンネ x他1人 | 作成日時：2023年7月20日 23時
