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『いや、もうちょっとオブラートに包みましょうよ』
「高校時代の恋人」
『あんま変わってないよ！』
「うん、」
もくもくとイカ墨パスタを食べてる柚木ちゃん
「お、お客様、こちらアイスコーヒーとウーロン茶になります」
『あ、ありがとうございます』
零くんが緊張してる、手が震えてるよ、何物なのこの人
「あ、美味しい」
この空気を作り出した当の本人は、何事もないような顔でパスタ食べてるけど！
「そういえば、椿ちゃんがやらかしたって聞いたの、ごめんなさいね」
『あ、ああ！大丈夫ですよ！』
「椿ちゃんをよろしくね」
『はい！』
いまだに固まったままの零君を唯君が回収していった、
ってか何でこの人私と椿ちゃんのこと知ってるの？機密情報だよね？
『ハッキング？』
「安心して、ばれてないはずだから」
堂々と警察が犯罪やってるこの世界、、、
「でもまあ、あなたになら任せられるね」
『根拠は？』
「命の恩人だから」
『それ、前も言ってたけど何なの？』
「そのうちわかるよ」
そういい柚木ちゃんはフォークを置いて立ち上がる、もう食べ終わったようだ
「あなたたちは、私たち姉妹に生きる道をくれた、それは私たちにとって、命を懸ける理由になる」
『命はかけないでほしいかな？』
「でも、賭けれるってことは、覚えといて」
そういい柚木ちゃんはお会計を終わらせてポアロを出て行った
『透君、いいの？』
「、、、今の僕に、彼女としゃべる資格はないさ」
『臆病者』
「そうさ」
私はもう冷めかけた、一度も手を付けていないイカ墨パスタを口に運ぶ
確かにおいしい
『付き合ってたのに、柚木ちゃんがあんたのこと好きじゃなかったってどゆこと？』
「ああ、いろいろあったんだ」
『でも、あんたは好きだったんだ』
「、、、そうだな」
こっちもこっちで両思いだったのに伝わらなかったやつか、めんどくさい
『バッカみたい』
口を拭いて立ち上がり、梓さんのところでお会計を済ませる
「またのご来店をお待ちしてますね」
『はい！また来ますねぇ』
でもまぁこれは、零君と柚木ちゃんと、陣平君とお姉ちゃんの問題だから
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リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます！そしてすみません、なおします！ (9月9日 22時) (
レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です！長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンネ x他1人 | 作成日時：2023年7月20日 23時
