つづき ページ41
見れば私が丸々埋まるようなくらいの深さになってるし
『もしやお前ら、私を生き埋めに？』
「しねぇよ、そういうとこがバカだって言ってんだバカ」
『ヒド！え、ひっど！』
「張り切っちゃった☆」
『張り切った☆でこうはならないよ零君』
本当に、卒業してもにぎやかだなぁ、みんな
そんなバカなことをしながら私たちはそれらを入れて再び穴を埋める
「じゃあみんな持ってきたものをこのデ〇ズニーのお菓子の詰まってた箱に」
「やめろ萩！消されたいのか！？」
「黒い服を着た夢国の使者が請求書を持って追っかけてくるぞ」
『待ってこれ私？私が突っ込むの!?』
「んじゃ入れるか」
『待って、いきなり真面目にならないでよ、反応に困るから！』
「Aちゃん、はやく入れて」
『あ、はいすみません』
怖いわ、何この人たち
『はい、一万円ね』
「え？俺か金とられるの？地味に高いし」
『未来の飲み代とコーラとファンタ代』
「あれ？もしかしてAちゃんもう自分が賭けに負けると思ってる？それむなしくない？」
『もちのろん』
「だからパクんないでよ」
そんな研二君を無視して箱を奪い取り自分の分を入れてから軽い身のこなしで穴の中に入り、そっとみんなの思い出の詰まっている箱を置くと、すぐにそこから出た
『埋めるのはみんなでやろっか』
「、、、そうだね、そうしよっか」
それからちょっとずつ、またみんなでバカな会話をしながら穴を埋めてゆく、
じっくりと、時間をかけながら、この青春が続けばいいなんてことを思いながら
「あれは怖かったぞ、萩の運転」
「えーでもさえコツつかめば簡単だぜ？」
「へぇー俺たちも体験してみたいね」
「ああ、でもなんか怖そうだな」
ああ、この時間が終わってほしくない、いつまでもここにいたい、この時間が過ぎたら私は、幸せじゃなくなっちゃう気がする
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リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます！そしてすみません、なおします！ (9月9日 22時) (
レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です！長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンネ x他1人 | 作成日時：2023年7月20日 23時
