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思い出 ページ40

「おっしゃみんな!タイムカプセルの時間だぜ!」

『「「「「いえーい!」」」』



さかのぼること昨日、警察学校卒業式の一日前に研二君からのお話があった

内容はタイムカプセルを埋めよう!とのことだったので、珍しく私たちもノリノリで埋めるものを準備した



つまり今は卒業式が終わってすぐの時間帯です!



「埋めるものは用意したかー?」

「モチのろん」

「あーそれ俺のセリフ、ジンぺーちゃんパクらないでよ!」

『よしここ掘るか!行け、萩原、穴を掘るだ!』

「Aちゃんは俺のことなんだと思ってるの?」

『よし、じゃあ行け、ゴリラ』

「任せろ」



穴を掘るのは非力な私の役割じゃないので班長と零君に任せる



『そういえば、いつこれ掘り返すの?』

「10年後!」

「俺らもう爺じゃん」

「それでもゼロとAの顔は変わってないんだろうな」

「ヒロは悪口か?」

『じゃあみんなはそのとき32か、、』

「んじゃ、掘り返した後は飲みに行くか」

「賛成」



その言葉に、私は制服のぽっけに入れた封筒を確認する



『じゃああと10年、全員無事に生きなきゃだ』

「でも一番早死にしそうなのAちゃんじゃない?」

「確かに言えてるな」

『え?なんで?』

「だってAちゃん、すぐ生き急ぐし」

「確かに、Aは自分から事件に突っ込んでいきそうだな」

『零くんまで!』



ひどいなぁ、私一応若者だぞ?レディだぞ?



「まぁ確かに宮野が一番危ない気がする」

『班長!?死ぬなら機動隊のどっちかじゃないの?』

「おまえバカじゃん」

『成績はジンぺー君よりいいよ!』



待ってこいつらもしかして、レディを優先する精神を持ち合わせてないの?



「まぁ、Aに何かあったら僕たちが助ければいいだけだよ」

『待って、なんで私に何かあることが前提になってるのよ』

「安心しろ宮野、俺たちが守ってやるぞ!」

『まって、うれしいんだけどすっごい複雑!』

「じゃあ賭けるか?Aが死にかけて俺らが助けるに飲み代な」

「じゃあ俺はAちゃんが飲み代おごらされるにファンタ一本」

「じゃあ俺も宮野が無理して大変なことになるにコーラ一本」

『待てよてめぇら人の心ないんか?』

「掘れたぞ!」

『空気読もうよ零君、ってか穴深すぎ!』

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リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます!そしてすみません、なおします! (9月9日 22時) (レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です!長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リンネ x他1人 | 作成日時:2023年7月20日 23時

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