173 ページ36
「悪かったなA」
『あれ?戻ってきたの零君一人?風見さんは?』
「ああ、戻らせた」
『あら、』
珍しく零君が悔しそうな顔してる、プライドエベレストの零君が
「裏の理事官にそろそろちゃんと部下を作れと言われた時、あいつはいつもなら否定するか黙り込むかするんだが、あの日は真っ先におまえの名前を口にしたんだ」
『へぇ、光栄だぁ』
「裏の理事官はお前の過去を知っててか、ほかの優秀な奴を提案したんだがあいつははっきりといったんだ、いつもなら命令には逆らわないし口答えもしないあいつが
命を預けるなら、一緒に命を懸けて戦うなら宮野Aがいい、とな」
いつの間に私はあんなに彼女に好かれたんだろう、、、
「いろいろ心配事はあるがおまえなら大丈夫だろうな、余計なお世話だった、すまない」
『んーん、心配してくれてうれしいよ零君』
「そうか」
そのまま零君は黙って会議室を出てきた、そのまま入れ替えに椿ちゃんが入ってくる
私はその場にしゃがみこみ、彼女の目を見ずに行った
『この命が尽きるまで、あなたに尽くすことを誓いましょう夜桜椿警部』
「、、、顔を上げなさい、宮野A刑事」
言われた通り顔を上げれば優しく微笑んでいる椿ちゃんが見えた
「永遠なんてない、私はそう思っている
けどあなたは私に、永遠を誓ってくれる?」
『もちろんですとも
私、日本が誇る桜に誓った警視庁公安部の宮野Aですから!』
「流石、私たちの恩人さんだ」
そんなことを言う椿ちゃんの笑顔は、誰が何と言おうと、この世で一番美しいものだった
45人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます!そしてすみません、なおします! (9月9日 22時) (レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です!長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リンネ x他1人 | 作成日時:2023年7月20日 23時