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「謝れ、命令だ」
「ごめんなさい、やりすぎた」
『えぇ―』
出社してすぐ、真っ青な顔の風見さんに呼ばれたかと思えば例の会議室につれられて、なぜか今こうなっている
『椿ちゃん、、、いや椿さん?頭上げてください、零君もその怖い顔やめて』
ゼロの二人に呼びだされたって、ふつうはビビるとこなんだろうけど私は普通じゃないからあんまビビらなかった、どっちとも対面あるし、ってか頭下げられてるこの状況がカオスすぎた
「一歩間違えたらAは精神的にやられてたんだぞ」
「だから今謝った」
「心がこもってない」
「心ってなに?どこにあるの?降谷のやつ見せてよ」
「お前なぁ」
いや、うん、カオスだったわ
『コソッ風見さん、なんで零君はあんなに起こってるの?』
「コソッああ、夜桜さんは今まで何人か警視庁の公安の優秀な刑事が部下として支給されてたんだが、全員、お前がやったような感じで夜桜さんの相手をして精神を病んで、今は精神科にいるんだ」
なるほど、だから私はほぼけがなしだったのに入院してたんだ
「お前のせいで妻子持ちのに精神を病んだやつだっている」
「だから私はもとから部下なんていらないって言ってた、だけど命令だったから聞いた、それだけ。
私は宮野さんだったから部下にしたいって言ったの宮野さんなら大丈夫だと思ったから」
「確かに宮野は優秀だし心配はないだろうが、もしものことがあったらどうしてたんだ!宮野にはヒロがいるんだぞ!
もしや宮野が精神崩壊してヒロが自分のものになってたなら、なんてこと思ってないだろうな」
「Shut up」
「!」
ヒロ君のことは彼女にとって地雷だったのだろう、明らかに殺気丸出しの彼女はヒールをつかつかと鳴らして会議室のドアノブに手をかける
「少ししたら戻ってくる」
そういい黒髪をたなびかせてさっそうと会議室を出て行った、っそれから少しして零君も「頭を冷やしてくる」と会議室を出て行った
『あの二人、いつもあんなんなんですか?』
「ああ、夜桜さんはほかの人からの命令なら黙って聞くんだが、降谷さんとは合わないみたいでな、会うたびに口喧嘩をしているよ。でも夜桜さんが感情的になるのは珍しいな、降谷さんのとこに行ってくるか」
そういって風見さんまで零君を追いかけて会議室を出て行った
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リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます!そしてすみません、なおします! (9月9日 22時) (レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です!長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンネ x他1人 | 作成日時:2023年7月20日 23時