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そういい私たちは逆の方向へ歩き出す
萩原君は椿ちゃんのほうへ、私は出口の方へ
『ひどいなぁ私、ずっと逃げてたのに今更こんなこと、、、
結局は私が楽になりたかっただけなのに、サイテーかも』
「いいんじゃない？そんな彩希さんを好きになった人はたくさんいるんだから」
『、、、へ？』
聞きなれすぎた声に逆に驚き振り向こうとするが両手で頭を固定されたので振り向くことはかなわなかった
「このまま聞いてくれる？」
『いいよ、唯さん』
私の頭を両手で固定したのはヒロ君だった
「椿さんと話してきた」
『うん』
「やっぱりあの頃の椿さんが好きっていう気持ちは本物だった」
『うん』
「でも今、俺がAを好きっていう気持ちも本当だから」
『、、、うん』
そっと自分の手をヒロ君の手に添えて握れば、ヒロ君も握り返してくれる、だから
『てい！』
左手をつかんだまま思いっきりヒロ君を背負い投げした
「グハッ！」
『よっしゃ一本取った！』
「えぇ！？」
げらげら大笑いしている私と、口を開けてびっくりしているヒロ君、はたから見たらただの変人だろうけど、私は構わず笑い続けた
『これでよく公安が務まるな(ｷﾒ)』
「ちょ！ゼロに殺されるよ！」
『あらら？幼馴染におびえてるの？唯君もかわいいですねぇ〜』
まだ座り込んでたヒロ君に手を差し出したたせてやるとヒロ君はややすねたような顔をしている
『それと私、もう一生君を手放す気ないから』
「なんでたまにそんな男前になるの？」
『惚れた？』
「うん、ずっと惚れてるよ」
『あらうれしい』
つながれた手を、離さないように
『ねぇ』
「何？」
『ありがと、大好き』
「知ってる」
大好きなあなたの、この手を
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リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます！そしてすみません、なおします！ (9月9日 22時) (
レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です！長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンネ x他1人 | 作成日時：2023年7月20日 23時
