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マスクを外し、素顔になった二人がにらみ合う



『FBIが居候とか、面白さしかないよ、』

「お前こそ警察をやめたんじゃなかったのか?」

『わかってんだろ、バカじゃあるまいし‼』




その声とともにAさんが高く飛んだ、足を振り上げ、まっすぐ赤井さんの頭を狙う




が、さすがに赤井さんはよけた、と思いきやAさんが再びしゃがみながら赤井さんの足をけり上げる




やはりこの人、身体能力が桁違いだ




体制を崩した赤井さんにAさんがなぐりかかる、と同時に大きなため息が聞こえた




「A、落ち着きいなさい」




Aさんのこぶしを片手で受け止めている莉桜が、そこにはいた




『お姉ちゃん、、、でも!』

「A」

『!、、、はい』




Aさんがそっと手を引くと、莉桜は赤井さんのほうを向き直った




「駄目だよお兄ちゃん、可愛い妹に手を出すのは」




よく見ると莉桜は、Aさんの手をつかんでいたのと逆の手で赤井さんの腕をつかんでいた、赤井さんもまた、Aさんに一撃を入れようとしていたらしい




「ほう、紫音も言うようになったな?」

「気持ち悪いねぇ、」




振りほどくかのような勢いで赤井さんの手を離す莉桜




俺はその時初めて、あいつの中にいるカーディナルを見た




「いっそのこと、殺してしまおうかしら」




莉桜はまだ、実の妹である明美さんを利用し組織に潜入し、挙句には死なせたことを怒っているんだ




誰よりも、ずっと




うっすらと莉桜の右目に赤い光が移る




「それは、シャレにならないぞ?」

「シャレじゃないよ、私、とっても気分が悪いから」




今度はAさんがおびえている、初めての時の怒鳴りあいとは大違いで、莉桜のこれは結構やばいらしい




さっきのAさんも結構やばかったがそれ以上なのか?




「まだ私が死にかけたのはまだいい、明美のことは明美があんたを愛していたから目をつぶってあげる、けど




Aに手を上げるのは駄目だよ」




そういってから赤井さんに背を向けソファに腰かける




お茶会にしましょう?というように、Aさんが持ってきた茶菓子と紅茶を並べながら

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リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます!そしてすみません、なおします! (9月9日 22時) (レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です!長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リンネ x他1人 | 作成日時:2023年7月20日 23時

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