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『ここか、』
沖矢さんに贈る茶菓子の入った紙袋を片手にそっとチャイムを押すAさんを隣で眺める
(この人、いつ茶菓子なんか買ってきた？)
すると莉桜の声が聞こえてきて、軽くふたこと三言交わしたのちに中から莉桜が出てきた
「どうしたの？A？」
『いや、お姉ちゃんがお世話になっている沖矢さんって人にあいさつをと思って』
「ゲッ、まあいいや今日遅いって言っていたし、上がって、コナン君も」
『お邪魔します、』
今嫌がったか？と思いつつも家に入る
「すぐ帰りなさいよ」
『はーい、あいさつは？』
「私から言っといてあげるから」
さっきから莉桜は何で沖矢さんと彩希さんの衝突を避けようとしているんだ？確かに莉桜は赤井さんと乱闘になったが温厚な彩希さんなら話は別で
「ただいま帰りました、おや？」
玄関から聞こえたその声に莉桜が見るからに焦った顔をする
「莉桜さん、コナン君と後一人誰か来ているのです、か、」
そういってリビングに沖矢さんが顔を出した瞬間、
『コナン君？あの人が沖矢さん？』
「う、うん」
何かの間違いだろうという目でじっと俺を見つめてくる
「私お茶入れてくるね〜」
「あ、マテ莉桜！」
そそくさとリビングから出ていく莉桜、俺は向き合っている大人二人を見比べた
「どちらさ、」
『人と話すときはマスク外したら？お兄ちゃん？』
え？沖矢さん変装してるのになぜばれた？そしてお兄ちゃん？ああそうか
彩希さん、まあAさんは沖矢莉桜である宮野紫苑の妹で、紫音は沖矢さん基、赤井さんのいとこであるデータ上の家族、つまりAさんも赤井さんの妹ということになる
ややこしいなこの人たち！
「お兄ちゃん？はて？」
『そのキャラあってねえんだよ気持ちわりいな』
「ほう、、、」
待って、これ沖矢さんも怒ってない？
「いうようになったじゃないかA、だが兄をなめると痛い目を見るぞ」
『黙れ、彼女とお姉ちゃんを守れなかったFBIが何を言う？挙句には明美が！、、、』
「、、、」
莉桜、、、はまだいないし
『さっさと素顔見せろよおにーちゃん』
「ではまず自分から見せたらどうだ？」
ア、もう手遅れだ
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リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます！そしてすみません、なおします！ (9月9日 22時) (
レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です！長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンネ x他1人 | 作成日時：2023年7月20日 23時
