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お昼休憩の時間、コンビニでパンでも買おうかと思う財布を探していると、急に公安部全体が静まり返り、緊張した雰囲気があたりを包んだ
何があったのかと思い顔を上げると、そこには見覚えのある人がいた
『え？なんであなたがここに？』
「用があって、お昼食べた？」
『いや、まだですけど』
「じゃあ外で食べない？お弁当あるから」
かわいらしい猫ちゃんの手ぬぐいに包まれた二つのお弁当を見せてくるのは警察庁の椿ちゃん、いやさすがにマスクつけてるけど、耳の形変わってないから椿ちゃんだってわかるんだわ
『う、うん、でも、大丈夫なの？』
「うん、お弁当は足りると思うの、」
そういうとすたすたと公安部を出て、さっそうと外に出ると人目のあまりない公園のベンチでお弁当を広げ始めるので私も小走りで追いかける
割り箸を一本こちらによこしてから自身も割り箸を割って両手を合わせる
「いただきます」
お上品にご飯を食べる椿ちゃん、大和美人そのものだわ
『いただきます』
そういってから私もお弁当を一口いってから私もお弁当を一口いただく
『わぁ、美味しい』
「、よかった」
私の言葉に安心したようで、ほっと溜息をついた椿ちゃんは箸を置き真正面からこちらの様子をじっとうかがってくる
『椿ちゃん？』
「あってほしい人って誰？」
『わぉ』
うすうす気づいてはいたがやはりそうだったのかと思い少し落ち込む
『諸伏君』
「、、、聞いたの？」
『高校が一緒だったって事とかは』
「そう」
たこさんウィンナーを一つつまんでから椿ちゃんが静かに瞼を閉じた
「ウチが彼を好いとったってことは？」
『、、、やっぱそうだったんだ』
私も卵焼きをかじり、瞼を閉じると代わりに椿ちゃんが瞼を開いた
『なんで告白しなかったの？振られるわけなかったのは自分でもわかってたでしょ？』
「柚ちゃんがいたからかな？」
『そっか』
今日の椿ちゃんは髪を下ろしてる、
『髪、やってもいいですか？』
「いいよ」
そういい後ろを向いた椿ちゃんの髪を編んでゆく
『ヒロ君に会ってくれる？』
「いいよ、その代わにお願いがあるんだけど？」
いつの間にか食べ終えた弁当を膝に置いてから小悪魔のような笑みを浮かべる彼女に少し不気味さを感じる
『いいよ、なに？』
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リンネ - ちーずさん» コメントありがとうございます！そしてすみません、なおします！ (9月9日 22時) (
レス) id: 273ce55556 (このIDを非表示/違反報告)
ちーず(プロフ) - とってもいいお話です！長崎ではなく長野だと思います😊 (8月6日 16時) (レス) @page9 id: 931460b590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンネ x他1人 | 作成日時：2023年7月20日 23時
