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『眠い』
朝起きて
二度寝したいが
同期怖い
何か575になった
『働きたくない』
そうおっくうそうにつぶやいたと同時にスマホの着信音が響いた
『れ、零、、、君』
もしかして働きたくないって言ってたのばれた?どうしよう殺られる
瞬時に通話ボタンをタップして頭を下げる
『申し訳ございませんでしたァァァァァァ!!!!』
「は?」
あ、ばれてないっぽいよかったぁ
「A?どうした?」
『いやなんでも?昨日の一件で胸糞気分悪いのに今日もまた仕事だと嘆いてたわけじゃないですよ?』
、、、言っちゃったよ!私のばかぁ
「ありがとう」
『、、、、は?』
思わず電話の相手を確認する、ちゃんとロリコンゴリラって書いてあるし、零君だよね?
『はい?』
「いや昨日の一件だ、お前がいなければ僕も紫音も死んでいたから」
『零君、、、成長したんだねぇ』
もしやお姉ちゃんは零君をも従わせる魔性の女なのか?
「だから今日は仕事に行かなくてもいいよ、休暇をやる」
再度通話相手を確認する、零君だね
『これで喜んだら零君が殴りに来るとかないよね?』
「僕を何だと思ってるんだ?」
『ありがとう愛してる!』
電話切られた、、、けど
『休暇だぁぁぁぁ!』
お姉ちゃんばんざーい
『ひろく、、、いない?』
珍しいなと思いつつもリビングの机の上に一枚の置手紙があるのを見つける
『「午後までいないけど気にしないで」、、、、ポアロかな?』
久しぶりにお出かけするかぁ
顔を洗い歯を磨いて髪をセットする
冷蔵庫に入っていた十秒チ〇ージをくわえながらグレーのパーカーと白いロングスカートをはいて鏡の前で一回転
『こんなもんか』
あとはマスクをかぶりウィッグをつければ
なんとなんと、村貶彩希の出来上がり〜
『行くか!』
私がわざわざ顔を作って外に出ている理由がやっとわかった、上からの指示だと風見さんには伝えられていたが椿だったんだろう
カーディナルであるお姉ちゃんに私がそっくりなのと、まだ組織が私を追っていると考えてそうしてくれたんだ
そう考えるとちょっとうれしいかも
キャップをかぶり靴を履く、しゃがんでふみ靴を直すと玄関の戸に手をかけた
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作者名:リンネ x他1人 | 作成日時:2023年6月26日 17時